2008/09/21

『キャンディ』

キャンディ」 ★★★☆☆

Candy (2006年/オーストラリア)
監督:ニール・アームフィールド
原作:ルーク・デイヴィス
出演:ヒース・レジャー、アビー・コーニッシュ、ジェフリー・ラッシュ

予想を裏切る壮絶さにびっくり。好きになった男の影響で薬に手を出し、二人揃って戻るに戻れない所まで行き着いてしまうっていう純愛ジャンキー映画。天国・地上・地獄と3つのパートから構成されているんだけど、2人の辿る路はまさに天国から地獄。いやむしろ地獄を通り越してどこまでも堕ちていくといった感じ。根底に流れているものが“純愛”なだけに観ていてとても痛々しいものがあった。

なかでもとりわけ痛々しかったのは祖母の形見の指輪を売るシーン。あそこで一線を越えてしまったんだろうなぁ。正直、それっぽっちの金額でそこまでするか?!と思うんだけど薬漬けな彼らにはそんなことさえどうでもいいことなんだろうなぁと。そんな彼女を前に何も言えないダンにもかなり失望したが(いまさら何を言っても始まらないだろうけど)、そこまで自分を追い込んでしまうキャンディの一途さ(薬への?いやダンへの)に哀しくなった。

そんな二人の存在を否定も肯定もせず迷惑がるどころか話を聞いてやり、援助(金も薬も)も惜しまないというジェフリー・ラッシュの存在が印象的。特に「止めれる時は止めたくなくて、止めたい時には止めれなくなっている」といった内容の台詞には重みを感じた。こういう映画観てて思うのは下手に生き残るよりキャスパーのようにポックリ死んだほうが幸せなのかもしれないってこと。でなきゃ下手に手を出すな、と。

希望の持てるラストには救われるけれど、哀しいエピソード満載なので心と体が弱っているときには観ない方が賢明かも。ちなみに主人公ダン役を演じるのは2008年に28歳という若さで急死したヒース・レジャー。

■ジャンキー映画つながり
 ・バスケットボール・ダイアリーズ ★★☆☆☆
    →若かりし頃のディカプリオが主演。青春ジャンキー映画。
 ・トレインスポッティング ★★★★☆
    →超有名ジャンキー映画。ユアン・マクレガーのトイレダイブが強烈。
 ・ドラッグストア・カウボーイ ★★☆☆☆
    →ガス・ヴァン・サント監督作品。薬のためにドラッグストアを襲う若者の話。


 →キャンディ 公式サイト
 →AMAZON キャンディ
 →eiga.com キャンディ
 →allcinema キャンディ

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posted by クマ at 02:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | ★★★☆☆



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