2008/09/30

『あるスキャンダルの覚え書き』

あるスキャンダルの覚え書き」 ★★★★☆

NOTES ON A SCANDAL (2006年/イギリス)
監督:リチャード・エアー
原作:ゾーイ・ヘラー「あるスキャンダルについての覚え書き
出演:ジュディ・デンチ、ケイト・ブランシェット
   ビル・ナイ、アンドリュー・シンプソン

ラストに少々物足りなさを感じるけれど、予想以上に面白かった作品。なんといってもジュディ・デンチとケイト・ブランシェットの対比が素晴らしい。老いと若さという対称的な見かけとは裏腹に孤独という同じ問題を抱えた二人の女性。次第に友人として信頼関係を築き上げるのだが、実はジュディ・デンチ演じるバーバラは彼女に友情以上の関係を望んでいる、というややアブノーマルな内容。

ケイト・ブランシェットはもっと線の太い強く硬いイメージが多かったのでこういった繊細な役はどうなのかな?と思っていたけれど、意外にももの凄いハマり役で正直驚いた。抜けるように白いケイトの横顔にハッとさせられることもしばしば。特に冒頭バーバラがシーバを助けるシーンでの彼女はとても頼りなく儚げで凄く印象的だったと思う。

対するジュディ・デンチのちょっと感性のずれたオールドミス(死後?)っぷりもなかなかの見ごたえ。特に猫のエピソードでの彼女の演技には鬼気迫るものがあったと思う。いつもの冷静さを欠いてシーバに詰め寄るところは完全にヤバイ人丸出しで、シーバまさにドン引き。見ているこっちもドン引きって感じでした。妄想とまではいかないものの、あの歳でなお自分の都合の良いように事実を歪めてしまうところにはさすがに恐怖を感じずにはいられなかったです。

ここまで引っ張ったんだから結末はさぞかし阿鼻叫喚の修羅場になるのかと思いきや、意外にあっけない幕引きで肩透かしを食らった気分。でも、まったく懲りてないラストには思わず苦笑してしまいましたが。

 →あるスキャンダルの覚え書き 公式サイト
 →AMAZON あるスキャンダルの覚え書き
 →eiga.com あるスキャンダルの覚え書き
 →allcinema あるスキャンダルの覚え書き

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posted by クマ at 04:00 | Comment(2) | TrackBack(1) | ★★★★☆



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この記事へのコメント
TB&コメントさせてもらっちゃいますね〜
確かに最後はあっけなかったですね。
まぁジュディ・デンチが演じた女性はオールドミス(w)なので、一度の失敗にはめげないのでしょうねw
人生最後まで諦めない様は尊敬に値するとは思いますが・・・。
Posted by oguogu at 2012年03月26日 00:18
oguogu さん こんにちは。
ジュディ・デンチ、凄かったですよね(苦笑)
堅い役のイメージが強かったんですが、こういうサイコっぽい役も上手いですね。さすがベテラン!

こちらからもTBさせて頂きました。
これからもどうぞよろしく!
Posted by クマ at 2012年03月29日 13:40
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あるスキャンダルの覚え書き
Excerpt: 2007年6月上映 監督:リチャード・エアー 主演:ジュディ・デンチ、ケイト・ブランシェット  彼女の恋の相手は15歳だった・・・・ジュディ・デンチの存在感はスゲェ...
Weblog: oguoguの日々映画見っ放し!
Tracked: 2012-03-25 23:59