2008/10/21

『ピエロの赤い鼻』

ピエロの赤い鼻」 ★★☆☆☆

EFFROYABLES JARDINS (2003年/フランス)
監督:ジャン・ベッケル
原作:ミシェル・カン 『ピエロの赤い鼻
出演:ジャック・ヴィルレ、アンドレ・デュソリエ、ティエリー・レルミット
   ブノワ・マジメル、シュザンヌ・フロン

息子に疎ましがられながらも週末の度にピエロに扮し舞台に立つ父親が経験したある哀しい過去の出来事を描いた作品。冒頭に流れる「笑いは最強の武器だ」という一文の通り、どんな状況にあっても笑いには人を癒しそして救う力があるっていうメッセージがこめられているんだけど、残念ながらちょっと共感し辛い内容だったように思う。死に直面し緊迫した状態にある人間に対して笑いを誘うような姿を見せたからといって、即死への恐怖や絶望といったものが軽減されるかといったらそれは無理だろうし、むしろ普通は怒るんじゃないかなって思うんだけど。

さらに納得いかなかったのは、いくら戦争という大義名分(といっても彼らにとっては単なる思いつきの行動でしかない)があったとはいえ、無関係の人間に重症を負わせ、さらに見せしめとして無実の人間二人をも巻き込んでしまっているにも関わらず、当の本人達がそのことについてあまり罪悪感を感じていないってところ。特にジェルビエ夫人を訪問するエピソードでは、故人と残された夫人を思ってというよりも自分達の荷を少しでも軽くしたい、そんな雰囲気が拭えなかったように思う。むしろ全て受け入れ諦観しているジェルビエ夫人の存在のほうが印象的。

結論としては、笑いは確かに素晴らしいけど、すべて笑って済ませられるわけじゃないし、場合によっては不謹慎ってこともありますよってことで。

 →ピエロの赤い鼻 公式サイト
 →AMAZON ピエロの赤い鼻
 →eiga.com ピエロの赤い鼻
 →allcinema ピエロの赤い鼻
 →映画生活 ピエロの赤い鼻

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posted by クマ at 22:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | ★★☆☆☆



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