「夜顔」 ★★☆☆☆BELLE TOUJOURS (2006年/フランス・ポルトガル)
監督:マノエル・ド・オリヴェイラ
出演:ミシェル・ピコリ、ビュル・オジエ、リカルド・トレパ
レオノール・バルダック、ジュリア・ブイゼル
1967年に製作されたルイス・ブニュエル監督作品「昼顔」へのオマージュ作品。「昼顔」を見ずにこの作品を観るっていう奇特な方がいるとは思えないけれど、もし未見の方がいらっしゃったら是非「昼顔」見てから鑑賞することをお勧めします。(「昼顔」の感想はこちらから)
39年後にセブリーヌとユッソンが偶然再会するところから物語は始まるのだけど、セブリーヌはユッソンを避け続けなかなか会話を交わすまでに至らない。ってそりゃそうだ。あれだけ後味の悪い別れ方をしておいて、ニコニコと笑顔で再開を喜ぶ人なんて普通に考えてもいないでしょうに。結局彼は彼女に会えるまでの間、彼女を追う途中で見つけた一件のバーでバーテン相手に昔語りを始めることになるのだけれども、そこで語られるユッソンの言葉がなかなか面白い(少々深読みしすぎでは?と思うようなところもあったけど、監督自身が考えるセブリーヌ像には納得)。
最終的に二人はディナーを共にすることになるんだけれども、そこで繰りひろげられる会話の寒々しさもなかなか見ごたえあったと思う。「昼顔」で登場した小道具(中には何が入っていたのやら…)まで飛び出すが、セブリーヌの興味は過去の真実ただひとつ。結局愛想をつかしたセブリーヌが席を立ってしまってジ・エンドとなるわけだけど、その後になぜか鶏が…。
会話も少なく風景だけの長回しが多用されていたりと、全体的にゆったりとした雰囲気の作品でした。ちなみにこの作品を撮ったマノエル・ド・オリヴェイラ監督はなんと今年100歳!この作品は97歳の時に撮ったものだっていうから驚き。現役の最高齢の劇映画監督とのことです。
→夜顔 公式サイト
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→allcinema 夜顔
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