2005/12/25

あなたはどのエンディングがお好みですか? 『ハンニバル』

本日の映画:ハンニバル ★★★☆☆ 
バッファロー・ビル事件から10年。FBI捜査官となったクラリスは、捜査中に麻薬密売人を射殺したことがきっかけで世間から非難を浴びていた。レクターに執拗な復讐心を募らせていた大富豪のメイスンはそんなクラリスの立場を利用しようと彼女を自宅に招き、レクター博士を探し出す任務へとつかせる。そんなある日、イタリアに潜伏し司書の仕事についていたレクター博士からクラリスの元に一通の手紙が届く。監督はリドリー・スコット。出演はアンソニー・ホプキンス、ジュリアン・ムーア、ゲイリー・オールドマンほか。

珍しく劇場公開前に原作(ハンニバル上)を読んでしまった作品。前作の「羊たちの沈黙」でジョディ・フォスターが演じたクラリス・スターリング役のイメージがあまりにも強すぎるため、彼女がクラリス役を蹴ったと聞いた時にはもうこれは続編としてダメかなとも思ったのですが、蓋を開けてみればジュリアン・ムーアの演じるクラリスも思ったほど悪くはなく、序盤多少の違和感を感じるものの続編としてはギリギリ“アリ”といった印象を受けました。

ドクター・レクター3部作の中で唯一自由なレクター博士の姿が観れるのがこの作品です。その優雅で不気味な雰囲気がなんともいえませんね。レクターに恨みを持つメイスンや彼を執拗に追い回す地元の刑事、凶暴化したブタ、そして最後の晩餐。なんともおどろおどろしい映像が続きます。グロい映像が得意でない方にはちょっとこの内容は辛いかもしれませんね。でも、原作の方が数倍おどろおどろしいんですけどね(笑)。

とまぁ映像はかなり刺激的なのですが、ストーリー自体は多少肩すかしな感じ。『羊たちの沈黙』『レッド・ドラゴン』が王道のサイコサスペンスだったという割にはこの作品はサスペンス要素がかなり低く、そのかわりにロマンス要素が盛り込まれています。個人的な意見としては、レクター博士ともあろう人がなぜクラリスなんだ?という疑問がどうしても払拭できないでいますが、そうでなくてもこのシリーズにロマンスを求める人がどのくらいいるのかは正直疑問ですね。そういったストーリーの弱さを陰鬱な映像で押し切ったとも取れなくもない内容ではありますが、それでもあの独特の世界観は癖になりそうです。

ちなみに、ラストは2パターンありますがどちらも原作と違ってますので実際は3パターンってことになるのかな?ぜひご自分の目で確かめてみてください。
*****作品データ*****
ハンニバル
HANNIBAL(2001年/アメリカ)
監督:リドリー・スコット
原作:トマス・ハリス
出演:アンソニー・ホプキンス、ジュリアン・ムーア、ゲイリー・オールドマン、ジャンカルロ・ジャンニーニ
  →この作品をAMAZONで確認
posted by クマ at 15:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | ★★★☆☆



前後の記事へリンク
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのTrackBack URL
http://blog.seesaa.jp/tb/11025334