2008/12/27

『麦の穂をゆらす風』

麦の穂をゆらす風」 ★★★☆☆

THE WIND THAT SHAKES THE BARLEY (2006年/アイルランド・イギリス・ドイツ・イタリア・スペイン)
監督:ケン・ローチ
出演:キリアン・マーフィ、ポードリック・ディレーニー
   リーアム・カニンガム、オーラ・フィッツジェラルド
   メアリー・オリオーダン

公開当時おすぎが声高に「泣ける!」って宣伝してた記憶があるのだが、「泣ける」というのとはちょっと違うかな。良い作品だとは思うけど。対イングランド戦と内戦によって人生を変えられてしまった男性の姿が描かれているんだけど、平和や自由、ひいては信念だとか大義だとかってものをひしひし考えさせられる作品だった。放置プレイな終わり方も重苦しい作品の余韻を残すという意味では非常に効果的(後味の悪さを引きずるという意味では最悪に近いとも考えられるが…)。見終わった後はどんよりしてしまうこと間違いなし!

そもそも民主主義なんてものは最終的にはすべて多数決で決まってしまう社会なわけだから、結論を出すまでの間にきちんとした議論があって何ぼのものだと思う。実際の戦争・内戦がどのようなものだったのはか判らないけれど、こういった理想・信念のズレから生じる内輪もめって結構あったんじゃないかな。どの戦争にしても奇麗事だけじゃ語れないだろうし。

個人的には彼の人生の終わり方っていうのはそれほど悪くないと思う。生き残るに越したことないけど、自分の信念を貫き通して死ねるっていうのはある意味幸せなことなのでは?沢山の罪を背負いながら生き続けなくてはいけない兄の方が数倍も辛いはず。想像しただけでも挫けそうだ。

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posted by クマ at 01:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | ★★★☆☆



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