2005/12/29

5つの奇妙な物語 『ZOO』

本日の映画:ZOO ★★☆☆☆ 
乙一の同名短編集を映画化した作品。収録されているエピソードは『カザリとヨーコ』、『SEVEN ROOMS』、『陽だまりの詩』、『SO-far そ・ふぁー』、『ZOO』の5つ。監督は金田龍、安達正軌、水崎淳平、小宮雅哲、安藤尋。出演は小林涼子、市川由衣、神木隆之介、村上淳ほか。

鑑賞前に原作を読んではいたのですが、読んでからかなり時間が経っていたこともあって人物設定くらいは何となく覚えはあったもののどのエピソードも全く結末を覚えおらず、初見に近い状態での鑑賞となりました。オムニバス形式ってことで『世にも奇妙な物語』のような雰囲気を彷彿とさせられる作品でしたね。一つ一つのエピソードが簡潔にまとめてあるので、とても観やすい作品です。

個人的に一番印象に残ったエピソードは最後の「ZOO」かな。全てのエピソードを見終わってみて、原作を読んだときの印象と重ね合わせてみると、そのときの印象がそのまま映像化されたように感じたのがこのエピソードでしたね。ストーリーもあるんだかないんだかよくわからないんだけど、浜崎茜演じる女の浮遊感や薄暗く不気味な感じ、そしてめまいのようにぐらりぐらりとゆれるカメラワークも非現実的で良かった。

もう一つ印象に残ってるのは、「SEVEN ROOMS」のあの排水溝の雰囲気。そういえば原作でもこんな感じだったなぁって観ながら思い出しましたよ。爪とか髪の毛とか、ねぇ。かなり不気味な雰囲気は、原作そのままって感じですよ。初めて潜るシーンは思わず「オエーッ」ってなりました(笑)。

という感じで、全体的には乙一ワールドを忠実に映像化されてはいると思うのですが、作品自体の評価としてはドラマ止まりといったところでしょうか。映画としてこの作品を観に劇場に足を運ぶかといわれると、ちょっと難しいかなぁ。お休みの日に借りてくるDVDとしては結構面白いと思いますけどね。
*****作品データ*****
ZOO(2004年/日本)
「カザリとヨーコ」
 監督:金田龍
 出演:小林涼子、松田美由紀、吉行和子

「SEVEN ROOMS」
 監督:安達正軌
 出演:市川由衣、須賀健太

「陽だまりの詩」
 監督:水崎淳平

「SO-far そ・ふぁー」
 監督:小宮雅哲
 出演:神木隆之介、杉本哲太、鈴木杏樹

「ZOO」
 監督:安藤尋
 出演:村上淳、浜崎茜

  →この作品をAMAZONで確認

この映画の原作『ZOO』もあわせてどうぞ。
映画化されていないあと5つのエピソードも載ってます。
posted by クマ at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | ★★☆☆☆



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