2009/02/09

『サラエボの花』

サラエボの花」 ★★★★☆

Grbavica (2006年/ボスニア・ヘルツェゴビナ・オーストリア・ドイツ・クロアチア)
監督:ヤスミラ・ジュバニッチ
出演:ミリャナ・カラノヴィッチ、ルナ・ミヨヴィッチ
   レオン・ルチェフ、ケナン・チャティチ
   ヤスナ・オルネラ・ベリー


2006年ベルリン国際映画祭で金熊賞、平和映画賞、エキュメニカル賞の3賞に輝いたサラエボで暮らす母と娘の物語。父はボスニア戦争で戦死したシャヒード(殉教者)だと聞かされて育った娘が、やがて母親によって封じ込められていた真実に直面するというストーリー。

ボスニア・ヘルツェゴビナという馴染みの無い国で起こった戦争ということもあって作品の背景にはあまり共感することができなかったけど、それでもこの母親のどうしようもない心情っていうのは痛いほど伝わってきた。娘に真実を打ち明けたあの瞬間の激しさ、生まれたばかりの娘を抱いたときの台詞。どこの国でも母親っていうのは同じなんだなぁと改めて考えさせられました。

逆に娘側の視点から見れば、あの瞬間に母という絶対的な存在が崩れ初めて一人の人間として認識した、そんな瞬間だったんじゃないかなぁと思う。聞くに堪えない過去ではあったものの、その事実があってもなお、自分のために骨身を削りじっと見守っていくてくれるということに気付いたことによって母子の絆はさらに深まったと思う。未来を感じるラストもとても好感が持てました。

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posted by クマ at 06:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | ★★★★☆



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