2009/07/29

『ぜんぶ、フィデルのせい』

ぜんぶ、フィデルのせい」 ★★★☆☆

(2006年/イタリア・フランス)
監督:ジュリー・ガヴラス
出演:ニナ・ケルヴェル、ジュリー・ドパルデュー
   ステファノ・アコルシ、バンジャマン・フイエ
   マリー・クレメール

突如共産主義に傾倒してしまった両親の影響で生活環境から思想まで生活の全てを覆されてしまった少女の物語。主人公の女の子がいつも仏頂面なのがとても良い。仏頂面の女の子がこんなに可愛いなんてなんだか変な感じだけど(笑)。いつも何かを考えているような彼女のその表情から、子供たちは大人が思っている以上にいろんなことを見聞き感じ考えそして日々成長しているんだなぁっていうのがよく伝わってくる。大人は子供を侮りすぎなのかも知れないな。良い事も悪い事も含めて全てを吸収し自分のものにしていく、そんな逞しさを感じた作品でした。

大人の世界を目の当たりにした時の少女の戸惑いや反発、勘違い。当たり前且つ子供らしい反応が面白い。なんで自分がっていう苦々しい思いに対しては両親はもう少しケアしてあげる必要があったんじゃなかろうかとは思ったけれども、子供は子供で逞しく周りの大人の言動をしっかり見極め置かれた状況に順応していくわけで、自分の考え方も少し過保護なのかもしれないなと思った。誰かしら大人が(それはたとえ他人でも)常に見守っているという状況が大事なのかもと思った次第。

そしてあのラスト。子供たちの輪の中に自然に溶け込み一緒に遊ぶ姿、そこに大人にはないしなやかさみたいなものを感じました。

ブログランキング参加中。気に入って頂けましたらClickお願いします→
posted by クマ at 06:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | ★★★☆☆



前後の記事へリンク
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのTrackBack URL