2009/09/08

『譜めくりの女』

譜めくりの女」 ★★★☆☆

LA TOURNEUSE DE PAGES (2006年/フランス)
監督:ドゥニ・デルクール
出演:カトリーヌ・フロ、デボラ・フランソワ
   パスカル・グレゴリー、グザヴィエ・ドゥ・ギュボン
   クロティルド・モレ、ジャック・ボナフェ
公式サイト:http://piano.cinemacafe.net/

ピアニストへの夢を絶たれた少女の復讐譚。心無い些細な出来事に傷つき夢を失った少女が、成長し、元凶となった女性の人生を奪うという復讐にでる、といった内容。台詞は少ないけれど、登場人物たちの表情とバックに流れるピアノの調べが、登場人物の心の動きを上手く表しているように感じた。日本の能を意識しているらしく“間”を効果的に取り入れてあり、全体的にとても緊張感のある作品だったと思う。

復讐劇たるもの、どういった策略で相手を破滅させるのかが最大の見所なわけですが、この作品が見せたストーリーはかなり意外性があったと思う。ここ一番の大舞台で譜めくり役をすっぽすだけでも相手にはかなりのダメージを与えられるのに、更にもう一段突っ込んでいるわけですから。しかし残念ながら、ターゲットが心をゆすぶられるほどの魅力を彼女からは感じなかったのも事実。私自身に音楽的センスが無いこともあり、譜めくりとの間にどれだけ信頼関係が必要かということが肌で感じられなかったのが最大の原因かと。あと復讐のターゲットに本人以外(今回はターゲットの息子)の人を入れるのは反則だと思います。夢を失うきっかけとなった写真とサインを復讐のトリガーとして使うところはなるほどな感じでしたけど。

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posted by クマ at 06:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | ★★☆☆☆



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