2009/09/11

『おくりびと』

おくりびと」 ★★★★☆

おくりびと (2008年/日本)
監督:滝田洋二郎
音楽:久石譲
出演:本木雅弘、広末涼子、山崎努
   余貴美子、吉行和子、笹野高史
   杉本哲太、峰岸徹、山田辰夫
公式サイト:http://www.okuribito.jp/

第81回アカデミー賞で外国語映画賞に輝いたってことで一躍有名になった作品。人生最後のイベントであるお葬式において、死者の最後の身支度をお手伝いする「納棺師」という仕事に就いた青年のお話。ロケ地に少々思い入れがあり、受賞する前から結構気になっていた作品なのですが、あまりに話題になりすぎて手が出せずにおりました(どこまでも天邪鬼な性格 笑)。で、結局WOWOWでの放映が初見となったわけですが、普通に良い映画でちょっと拍子抜けしました。もっとドロドローとしたお話なのかと思っていたので(あくまでもビジュアル的にではなく、物語的にね)。

「納棺師」という日本人でも聞きなれない職業がこの作品のキモとなるわけですが、その洗練された動きの一つ一つに死者への尊敬と残された遺族への思いやりが垣間見える所にはやはり感動を覚えました。これこそが世界に誇る日本の様式美そのものだと思います。その仕草の美しさに思わず見とれてしまいます。

一般的には死にまつわる職業が嫌われがちなのは周知の事実だし、なかなか理解されにくいこういう職業に自分の旦那や家族が就くとしたら、やっぱり複雑な心境になるだろうなぁと思います(さすがに汚らわしいとは思わないけれど、ちょっと抵抗はあるかなぁ)。とはいえ人間やっぱりいつかは死ぬわけで、たとえ死んで意識が無くなったとしても、最後までこうやって丁寧に扱われたいよなぁなんて思ってしまう自分がいたりもするんだよな。なんとも自分勝手な話なんだけど。

キャスティグも絶妙で、主役のモックンもとてもいい演技しています。個人的には山崎務がとにかくいい味出してて非常に参りましたが。どのシーンもそれぞれに存在感あってよかったんだけど、特にあの白子を食べるシーンがよかったな。出しゃばりすぎない余貴美子の存在もいい味出してたと思う。良い事も悪い事もありのまま受け入れる、ああいう大人になりたいなぁと思う今日この頃です。

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posted by クマ at 07:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | ★★★★☆



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