2009/09/30

『ゴスフォードパーク』

ゴスフォードパーク」 ★★★☆☆

Gosford Park (2001年/イギリス)
監督:ロバート・アルトマン
出演:マギー・スミス、ヘレン・ミレン
   マイケル・ガンボン、クリスティン・スコット・トーマス
   クライヴ・オーウェン、ライアン・フィリップ
   デレク・ジャコビ

イギリス郊外の「ゴスフォード・パーク」に集まった人々を描いた群像劇風のミステリー作品。屋敷の主人がパーティの最中に殺され、その犯人を突き止めるというストーリーなのだけど、主眼はそこではなく、「ゴスフォード・パーク」に集まった上流階級の人々や彼らの召使たちが繰り広げる、階級社会そのものの複雑な人間関係が面白い。主人達は家主の財産に群がり、自分達がいかにそれを享受するに値する人間かを猛烈アピールし、召使たちは主人達のゴシップネタに華を咲かせる。確固たる信頼関係が気付かれている主従関係もあれば、上辺だけは取り繕っていてもお互いがお互いを見下しあっていたりとその人間関係は様々。見た目の華やかさとは裏腹に、スノッブ臭がぷんぷんするワイドショー的な面白さのある作品でした。

個人的に面白いと思ったのは、イギリスならではの“しきたり”みたいなものが垣間見えるところ。夕食時の席次に始まり(階上の人たちだけではなく、召使である階下の人たちにもそれなりのルールがある)、食後の時間のすごし方(男性だけ別部屋で葉巻を嗜むらしい)、朝食のとり方(ブッフェスタイルが基本。ベッドルームで取るのは既婚者だけの特権)などなど。他にも召使たちの会話一つとってみても、驚くほど多くのしきたりが感じられるので、その辺りに注目してみて見るのも面白いかと思います。

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posted by クマ at 07:00 | Comment(0) | TrackBack(1) | ★★★☆☆



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