2006/02/06

『トゥルー・ロマンス』 ★★★★☆

イカレっぷりがタランティーノらしくていいねぇ。


本日の映画は『トゥルー・ロマンス』。ビデオショップで働く地味な青年クラレンス。一人寂しく映画を観ていた彼の前にキュートでセクシーな女性アラバマが現れる。意気投合した二人はたちまち恋に落ちてしまうが、実はアラバマは彼の働く店の店長が雇った娼婦だった。翌日アラバマに真実を聞いたクラレンスは元締めドレクセルに話をつけに行くが、折り合いがつかずついには彼を殺してしまう。その後彼女の衣装と間違えて大量のコカインを持ってきてしまったことに気付いた二人はこれを元手に新しい生活を始めようとするが…。監督はトニー・スコット。出演はクリスチャン・スレイター、パトリシア・アークエットほか。

この作品、タランティーノが資金繰りの為に泣く泣く売った処女脚本作を映画化した作品とのこと。全編通して描かれるリアルで痛々しいバイオレンスシーンやキャラクターのバカさ加減なんかはまさにタランティーノって感じでとても楽しめました。ただし他のタランティーノ作品と比べるとまだまだ万人受けする内容という域に留まっている感じがしますね。血みどろのケンカシーンは合格ですが、もうちょっとキャラが立ってても良かったかも。きっとタランティーノ自身がメガホン握ってたらさぞかしブッ飛んだ作品になっただろうなぁって考えるとちょっともったいなかった気もします。それでも最近のぬるいバイオレンスアクション作品と比べれば、十分楽しめる作品ではないでしょうか。なんだかんだいってもこういうの私結構好きなんですよね〜(笑)。

みどころはなんといってもおバカな二人が繰り広げる純愛。スタート地点がすでに“おバカ”な二人なので、その後どれだけ本気になろうが命を賭けようがどうしてもふざけてるようにしか見えないんですよねぇ。本人達が真面目になればなるほどその世間との“ズレ”が浮き彫りになっていく、というそのギャップがなんとも面白いです。しかもバイオレンスシーンがやけにリアルなもんだから、クラレンスはともかくとして、アラバマなんかももう鼻血でまくりだし、顔とか身体とかもう血みどろで『うわぁ、ひどい〜』って感じ。ヘタなスプラッタホラーより血だらけです。しかもそんな絵面とは関係なく二人が妙にラブラブなところがまた可笑しい。だってアラバマなんか両鼻に詰め物してるし(笑)。

あともう一つ注目しときたいのがキャスティングの豪華さ。脇役(というか端役といわれそうな役)をびっくりするくらい有名な俳優が演じてたりします。しかもみんなブッ飛んだ役だからまた面白い。ま、ゲイリー・オールドマンなんかはいつも通りの役ですが、ブラッド・ピットとかヤク中ですからねぇ。あと、ヴァル・キルマー!あんなんでいいのか?個人的にはすごく疑問です(笑)。
*****作品データ*****
トゥルー・ロマンス
TRUE ROMANCE(1993年/アメリカ)
監督:トニー・スコット
脚本:クエンティン・タランティーノ
出演:クリスチャン・スレイター、パトリシア・アークエット、デニス・ホッパー、ヴァル・キルマー
   ゲイリー・オールドマン、ブラッド・ピット、クリストファー・ウォーケン
  →この作品をAMAZONで確認
posted by クマ at 15:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | ★★★★☆



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