2006/02/08

『ぶるうかなりや』 ★★☆☆☆

宮沢りえは結婚しなくて正解だったね。
彼女には日本を代表するような良い女優になってほしいなぁ。


本日の映画は『ぶるうかなりや』。フィルム・メーカに勤める坂部重彦はライバル企業に情報を横流ししていたが、会社側が雇った女探偵大場リツの身体を張った調査により事件が発覚してしまう。会社をクビになった坂部はリツの素性を知りさらにショックを受けるものの、彼女への思いを捨てきれずにいた。そして坂部は突然声を失い実家に舞い戻った息子春也の失語症の原因をリツに調査してくれるよう依頼する。監督は鶴橋康夫。出演は柄本明、宮沢りえほか。

オリジナルドラマの製作に力を入れているWOWOWの『doramaW』というプロジェクト企画から生まれた作品。監督に鶴橋康夫、脚本は池端俊策を起用したこと、「家族の崩壊」をテーマとしているということ、そしてなにより最近メキメキと個性派女優として頭角を表してきた宮沢りえが女探偵役で出演してるってことで個人的にはとても興味をそそられる作品でした。実際に鑑賞した感じとしては、テレビドラマとしては結構おもしろかった、といった感じですね。ストーリーも登場人物にも無駄がなくて解りやすいし、何より演じる俳優陣が変化に富んでいて面白いと感じました。

個人的にツボだったのは宮沢りえと村上淳。中でも作品冒頭、柄本明と宮沢りえがベッドの中で話しているシーンは良いなぁって思いました。先日TVドラマで若き日の瀬戸内寂聴に扮していた彼女を見たときも同じことを思ったのですが、彼女もいつのまにかこんなにしっとりした演技ができるようになったんだなぁって思うとなんだか嬉しくなりましたね。もっともっと良い映画に出て、良い女優さんになって欲しいなって思います。村上淳はチョット前に見た『キューティーハニー』での飄々とした演技や『ZOO』での神経質っぽい演技など、地味なんだけどなんだか独特の雰囲気を醸し出すっていう不思議な存在感がなかなか良いです。隠れた実力派って感じ?

ただちょっと残念だったのが、これだけ出演者に恵まれていたわりにはストーリーに拡がりがあまり感じられなかったってところ。リストラだの浮気だの息子の失語症だのといった悲観的なエピソードが多かった割には着地点がちょっと甘すぎかな。どうせならもっとガッツリ不幸になってしまったほうがそんな辛い状況から脱したときの開放感をより堪能できたんじゃないかなぁと思うわけです。いや、もしかしたら意図的に軽めに描いていたのかもしれませんけどね。
*****作品データ*****
ぶるうかなりや(2005年/日本)
監督:鶴橋康夫
脚本:池端俊策
出演:柄本明、宮沢りえ、村上淳、渡辺えり子、井川遥、小島聖、森本レオ
公式サイト:http://www.wowow.co.jp/blue/cont_top.html
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posted by クマ at 14:55 | Comment(2) | TrackBack(0) | ★★☆☆☆



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この記事へのコメント
こんにちわ。
ふらりと立ち寄ってみました〜。
おもしろそうな映画なんで要チェックですね!
Posted by ゴウキング at 2006年02月08日 19:26
ゴウキングさん はじめまして。
ストーリーはまぁまぁって感じでしたが、レビューにも書いたとおり宮沢りえの演技の演技がなかなか良かったです。機会があったら是非!
Posted by クマ at 2006年02月10日 13:55
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