「スルース」 ★★☆☆☆(2007年/アメリカ)
監督:ケネス・ブラナー
出演:マイケル・ケイン、ジュード・ロウ
ハロルド・ピンター
騙し騙されの80分。1972年に製作された「探偵<スルース>」をリメイクした作品とのこと。着想は面白いとは思うけど、どうにもこうにもリアリティに欠けるというかなんというか。立場の優劣が入れ替わる部分に唐突感があったのが非常に残念。もっとスムーズに、いやむしろ力が均衡するシーンなんかが挟まれたりしてたらもっと面白かったかも、と思ってみたり。余計なセットとか無しにして、純粋に二人劇みたいな感じで演じたら面白いかも(ここまでくるともう映画である必要はないか)。
意味ありげに映し出される監視カメラの視点に少なからず期待が高まる。自分は手を下さず、たじろぐ男を監視するという悪趣味さは良いと思うけど、全体的なバランスからいうとちょっとそぐわない感じがした(ほかにもスクリーンアウトする人物とか、やけにカメラアングルに力を入れてるなぁっていう印象)。次から次へと設定が変わっていくので、主張も言動もどれが真実なのか解らず、かなり混乱する。その割には意外にあっけない幕切れでがっかり。予定調和といえばそうなのかもしれないけれど、個人的には不満が残る結末だった。
途中ジュード・ロウが座った個性的なイスに興味深々。いろいろ探したけど見つかりませんでした。どなたか知っている方いらっしゃったら情報下さいませ。
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