2009/12/10

『救命士』

救命士」 ★★★☆☆
BRINGING OUT THE DEAD (1999年/アメリカ)
監督:マーティン・スコセッシ
出演:ニコラス・ケイジ、パトリシア・アークエット
   ジョン・グッドマン、ヴィング・レイムズ
   トム・サイズモア、マーク・アンソニー
   クリフ・カーティス

救えなかった患者の影に取りつかれた救命士の話。どうにも暗い話なんだけど、主人公の感情のアップダウンに映像がシンクロしているところや、ブラックでシニカルな表現がそこかしこに盛り込まれていたりと妙に味わい深い作品だった。こういう雰囲気の作品は嫌いじゃないです。暗い街を疾走する救急車。街角のたむろする娼婦、野次馬の数々と不眠症の救命士の視点で描かれた救急車の車窓から垣間見える深夜のNYの街並みが印象的。体調悪いと映像酔いするかもしれませんが(苦笑)

個人的にはスピード感溢れるトム・サイズモアとの同乗シーンが印象に残ってるかな。針が振り切れる瞬間、みたいなものが上手く描かれてたと思う。あと病院入口で延々と説教を続ける女医(?)さんも気になった。この人はきっと昨日も今日も明日も同じことを延々と繰り返すんだろうし、そんなやるせない日々の中、きっと主人公同様に日々のストレスで魂が擦り減っていき、そしていつか心が壊れてしまうのかもしれないな、とかそんなことを考えてしまいました。

アクションモノでマッチョな正義感溢れるヒーロー像を演じることが多いニコラス・ケイジですが、個人的にはこの作品や「リービング・ラスベガス」なんかの壊れゆく人を演じているニコラス・ケイジが好みです。ちなみに共演しているパトリシア・アークエットはニコラス・ケイジの元妻(3回結婚しているうちの1回目)。01年5月に離婚とのことなので、この作品では夫婦共演ということになりますね。

→『リービング・ラスベガス』 ★★★★★

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posted by クマ at 07:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | ★★★★☆



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