2006/02/22

『シネマ坊主2』 ★★★☆☆

ちょっと独りよがりな意見が多いけど、素人とは違う独特の視点はやっぱり新鮮で面白い。


ダウンタウンの松ちゃんが書いた映画評『シネマ坊主2』を読みました。日経エンタテイメントで連載している映画批評をまとめた一冊で、前作『シネマ坊主』の続編です。前作に引き続き松ちゃんがヒット作を前にしてどんな評価を下すのか興味深々。ちなみに前作のレビューはコチラから。合わせてどうぞ。

まず第一に感じたのは、なんか口調が変わった?ってとこ。前作でも感じた「作り手側からの意見」がさらに強くなり、見せ方・撮り方といった手法論についての言及が目立ちます。「自分だったら〜」といった切り口はたまに目にするから面白いのであって、こう毎回毎回語られると正直読んでてしんどいかも。あとがきでも「いつかは映画を撮る」と明言しているくらいなので、どうしても製作側からの視点で鑑賞してしまいがちなのは解るのですが、観客としての意見を期待しているこちらの立場からすると読んでてあまり面白いものじゃないですね。ひとりよがりというかなんというか。

とはいえ、良いところは良い、ダメなところはダメというきっぱり言い切ってくれるところは気分が良かったです。どこがどう良くてダメなのか、自分の言葉でちゃんと説明されているところは好感がもてますね。さらに意見が同じだったりすると、「やっぱりそうだよね〜」ってな感じで一人悦に入れますし。

あと“笑い”に対するシビアな意見はなかなか面白かったかな。ジャンルやレベルまでこと細かく解説してあるところはさすがお笑いでトップにのし上がっただけあるなぁ、素人とは視点が違うのね、と感心いたしました。でもその反面、心の痛みや絶望といったマイナス感情への言及が少なかったところはちょっと残念。たまにあってもなんだか不自然な感じの意見だったりと、意図的なのかどうかは判断つきませんでしたが、どうも避けられているっぽい印象を受けました。実は松っちゃんて凄くナイーブな人なのかな?それであんまり触れたくないのかもって勝手に勘ぐっちゃいました。

ところで上にも書いた映画製作って具体的になにか動きはあるんでしょうか?どうも松ちゃんが撮る映画ってどんなジャンルの映画になるのかイメージつかないんですが。でも、これだけ言いたい放題書いたんだから、さぞかし面白いものを撮ってくれるんだろうなー。あ、ちょっと皮肉っぽかったかしら(笑)。
*****作品データ*****
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posted by クマ at 11:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | その他



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