2006/02/26

『エイリアン4』 ★★★☆☆

進化したリプリーはシリーズ最強!


本日の映画は『エイリアン4』。いわずと知れた大ヒットSF、エイリアンシリーズの4作目にあたる作品。この後続編が作られていないので実質的には完結編となるのかな?この作品では前作のラストでエイリアンと心中したリプリーのDNAから“クローンリプリー”が創られるわけですが、エイリアンと融合したというだけあってその身体能力は超人的。クローンリプリーが初めて登場するバスケットのシーン、無表情なリプリーがかなり不気味で出だしは上々。この作品、評価が賛否両論真っ二つに分かれているみたいですが、強い女が好きな私にとってはこういう展開も悪くはないっていうのが正直なところですね。

この作品を語る上で外せないのが監督の存在。この作品はシリーズ4作品全てが別の監督による作品なのですが、リドリー・スコット、デヴィッド・フィンチャーやジェームズ・キャメロンという錚々たる顔ぶれなんですよね。そして今作品を監督したのがジャン=ピエール・ジュネ。『デリカテッセン』や『ロスト・チルドレン』、『アメリ』でお馴染みの監督さんです。なんといってもその映像センスの素晴らしさは折り紙付き。そんな監督が手がけたというだけあって、結構グロテスクな映像があったにも係わらずとても美しい作品に仕上がっていたと思います。

ことの発端は軍がエイリアンを軍事目的で使用しようとすることから始まるわけですが、凶暴なエイリアンに「躾」を施そうとするっていう発想がかなり面白い。ま、最終的には学習能力を発揮したエイリアンに見事にしっぺ返しを食らうことになるわけですが、ガラスを挟んで向かい合うエイリアンと研究者っていうシチュエーションは結構面白かったなぁ。知能の高さを描いたシーンってところでいうとシリーズ2作目の排気ダクトを伝ってバリケード内に進入するっていうシーンもかなりスリリングで良かったけどね。

とまぁ、クローンを作成したり「躾」を施したりと過去3作品に比べ明らかにエイリアンと人類との距離が狭まった設定となっている今作では、いままで『えたいの知れない恐怖感』というのを売りにしていた過去の作品とは明らかに路線が異なっているように感じます。リプリーと他のクローンの失敗作との対面シーンやリプリーやコールの存在、そしてラストに描かれる美しい地球。なんだか人間の業の深さとか罪深さみたいなものを考えさせられる、そんな作品といったらちょっと言いすぎかしら。
*****作品データ*****
エイリアン4
ALIEN: RESURRECTION(1997年/アメリカ)
監督:ジャン=ピエール・ジュネ
出演:シガーニー・ウィーヴァー、ウィノナ・ライダー、ロン・パールマン、ダン・ヘダヤ
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posted by クマ at 23:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | ★★★☆☆



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