2010/01/17

年末年始は、ひとり「高慢と偏見」祭り

ジェーン・オースティンの「高慢と偏見」を小説(1813年)、BBCドラマ(1996年)、映画(2006年)と3タテで鑑賞。トータル約20時間(小説:約10時間程度、ドラマ:302分、映画:127分)をかけての鑑賞となりました。あー満足満足。全てを観終わった今、頭の中に「慇懃」という単語がループしてます(笑)。「24」のイッキ見よりも短い時間で終わったのは意外でしたけどね。

高慢と偏見(1996年 TV)」 ★★★★☆
Pride and Prejudice(1996年 イギリス)
出演:コリン・ファース、ジェニファー・エイル
   アンナ・チャンセロー



プライドと偏見(2006年)」 ★★☆☆☆
Pride and Prejudice(2006年/イギリス)
監督:ジョー・ライト
出演:キーラ・ナイトレイ、ジェーン・オースティン
   ジョー・ライト、マシュー・マクファディン、
   ブレンダ・ブレッシン



高慢と偏見(文庫)」 ★★★★☆


面白さは小説→ドラマ→映画の順。原作が一番面白いってのはお約束だけど、ドラマ版が予想以上に出来が良くて面白い!イギリスではこのドラマを観たいがために、放送時間にあわせてどの女性達も家路を急いだとか急がなかったとか。ちなみに「ブリジッド・ジョーンズの日記」の原作者もこのドラマの熱狂的なファンだったらしい(そういやブリジョンにこの作品の話が良く出てきてたなぁ。主人公の名前もマーク・ダーシーだし)。

全体的なキャスティングは映画版よりドラマ版の方がしっくりきてたと思う。特にドラマ版エリザベスが素晴らしいことこの上ない。あの悪戯っぽい表情と独特の雰囲気はまさに原作のイメージ通り。映画版はキーラ・ナイトレイが演じてるんだけど、あまりにも体が細すぎてしっくりこなかった。せめてもうすこしふっくらと女性らしい女優さんにしてほしかったなぁ。体型だけの問題じゃないとは思うんだけど、彼女が演じるエリザベスからは温和さってものが感じられないんだよなぁ。気が強すぎるというか神経質っぽいというか。逆に映画版のキャスティングの方がしっくり来たのはジェインとビングリー、ド・バーグ婦人。特にジェインは映画版の方がかわいらしくて私好み。ド・バーグ婦人の傲慢な態度もしかり。

イギリスの素晴らしい田園風景や立派で贅沢なお屋敷の数々など、映像的には映画版・ドラマ版共に甲乙つけがたいけれど、映画版のベネット家の暮らしぶりがやけに貧しく描かれているところが気になったかな。決して裕福ではないとは思うけどそこまで酷くもないような。イギリスの生活には全く詳しくないけれど、ブタ飼ってるのってアリなんでしょうか?姉妹が相部屋になっている演出部分は悪くないとは思ったけど。

映画版は約2時間という時間的な制約の中で作られているわけだから、内容が端折り気味になってしまうのは仕方がないことなんだけど、ウィッカムがらみのゴタゴタが映画版ではやけにあっさり描かれていたところはものたりなかったように思う。個人的にはもっとしたたかでいやな奴っぽさを前面に出してほしかったなぁと。一瞬とはいえリディアとの怠惰な生活が赤裸々に描かれているところは面白いと思ったけど。あと、映画版ではエリザベスと父親の信頼関係があまり上手く描かれていた無かったところが残念だったかな。家族のダメッぷりを認識しているこの二人の会話は、ウィットに富んでてかなり面白かったので。

ということで、これからこの作品をご覧になるのであれば、手軽に、そして存分に作品の良さを味わえるドラマがお勧め。私の場合は原作から始まりドラマ→映画と鑑賞したから余計そう感じたのかもしれないけれど、やっぱりこの作品を2時間で描くのは無理があるように思うので。で、ドラマが気に入ったら映画・小説お好きな方をどうぞ。

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posted by クマ at 21:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | ★★★★★



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