2010/01/25

『ジェイコブズ・ラダー』

ジェイコブズ・ラダー」 ★★★★☆
JACOB'S LADDER(1990年/アメリカ)
監督:エイドリアン・ライン
出演:ティム・ロビンス、エリザベス・ペーニャ
   ダニー・アイエロ、マット・クレイヴン
   マコーレー・カルキン、プルイット・テイラー・ヴィンス

夢と現実の狭間で苦しむ男性の物語。ベトナム戦争での負傷シーンをフラッシュバックのように挿入することで、上手く観客をミスリードしている部分が面白い。壮大な夢オチと言ってしまえばその通りなんだけど、結末に至るまでの過程はかなり見ごたえあったと思う。とくに作品後半、恐怖と安堵とがスピードを増しながら交互に襲いかかってくるところなんかは、緊張のあまり手に変な汗をかいてしまったほど。

印象的だったのは、上述のミスリードも含め観客の先入観を上手く利用しているところ。主人公ジェイコブの困惑する表情とそれらしい雰囲気に、観客は「何か」がある(もしくは起こる)と思いこまされてしまう。実際に「何か」が映し出されることもあるにはあるけれど、それ以上に何の変哲もない風景や人々の顔に不気味な「何か」を見たように感じることの方が多く、下手なホラー映画よりも恐怖を感じた。想像力を逞しくすればするほど恐怖を増幅することができる作品なので、ご鑑賞の際は是非想像力を最大限に引き出してご堪能いただきたいと思います。

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posted by クマ at 21:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | ★★★★☆



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