2010/02/08

『チェ 28歳の革命』

チェ 28歳の革命」 ★★★☆☆
CHE: PART ONE (2008年/アメリカ・フランス・スペイン)
監督:スティーヴン・ソダーバーグ
出演:ベニチオ・デル・トロ、デミアン・ビチル
   サンティアゴ・カブレラ、エルビラ・ミンゲス
   ジュリア・オーモンド、カタリーナ・サンディノ・モレノ
公式サイト:http://che.gyao.jp/

伝説の革命家チェ・ゲバラの半生を描いた作品。続く「チェ 39歳 別れの手紙」と合わせて2部作という形をとっていて、こちらの作品で描かれているのはカストロとの出会いから、キューバ革命成功まで。カンヌ映画祭で男優賞を受賞しただけあって、ゲバラを演じたベニチオ・デル・トロの熱の入った演技は見ごたえがありました。が、いかんせん台詞が多いので、字幕を追うことに気を取られて、彼の演技や激戦の様子など思う存分楽しめないのが残念でした。

また、なぜ彼はこうも革命へと邁進するのか、その背景にはほとんど触れられておらず、彼の人となりを理解するには少々説明不足な感じがしました。とはいえ、彼の革命家としての類まれな素質であったり、誠実な人柄などは、それぞれのエピソードからよく伝わってきたと思います。個人的にはサンタ・クララでの激戦が詳細に描かれていた部分がとても興味深かったです。

全体的には、戦争を描いている割には不思議と血生臭さを感じなかったというのが印象です。画面上では沢山の人が死んでいるのですが、なぜかあまりリアリティを感じませんでした。ゲリラ戦にしても市街戦にしても、それほど緊迫感もありませんでしたし(結果が分かっているから?)。さらに彼が直接人を殺すシーンが全く出てこなかったところにも少々疑問を感じます。確かにすばらしい人物だったのだとは思いますけど、あまりにも聖人君子的に描かれすぎてやしませんか?と思うのですが。

とまぁ鑑賞前の期待値が高めだっただけに結構言いたい放題言ってますが、作品そのものの評価はそれほど低くはないです。前知識を持たない人にはかなり不親切な内容だとは思いますので、ご覧になる前には少し情報仕入れておいた方がより楽しめると思います。まずはwikiでどうぞ。wiki→http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B2%E3%83%90%E3%83%A9

■ゲバラ関連作品
 『モーターサイクル・ダイアリーズ』 ★★★★☆
 →若き日のゲバラと親友アルベルトと共に行った、南米大陸縦断の旅を描いたロードムービー。


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posted by クマ at 21:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | ★★★☆☆



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