2010/02/10

『真木栗ノ穴』

真木栗ノ穴」 ★★★★☆
真木栗ノ穴 (2007年/日本)
監督:深川栄洋
出演:西島秀俊、粟田麗、木下あゆ美
   キムラ緑子、北村有起哉、利重剛
公式サイト:http://www.makiguri.com/index.html

慣れない官能小説を手がけることになった貧乏作家の奇妙な物語。ちょっと変わったタイトルに釣られて鑑賞してみたんだけど、タイトル以上に風変わりな内容で結構面白かった。主人公は壁に開いた二つの穴から見える景色をネタに官能小説を書き始めるのだけれど、次第に穴の向こう側の世界とそこに住む一人の女性にのめり込んでしまう。彼の書く小説と現実とが徐々に混じり合い、境界線がどんどん曖昧になっていくところがとても印象的。見ているこちらまで白昼夢を見ているような気になってしまった(しかもややエロ 笑)。

印象的だったのは、その独特の世界感。特にアパートへと続く切通しは「アチラ側」と「コチラ側」の境界って感じで印象的。逆に頂けなかったのは終盤での女性とのツーショット。約束の梅酒を持って行って、ていうくだりはOKだったんだけど、その後の主人公の見た目があまりにもそのまんまでちょっと萎えてしまった。別に見た目変えなくてもいいような気がするんだけどなぁ。とはいえ気になったのはそのシーンくらいで、煙に巻いたようなラストも含め、かなり私好みな作品でした。

ちなみにあの切通しを見て「ツィゴイネルワイゼン」を思い出したのは私だけじゃなかったらしい。切通しの使い方や独特の雰囲気、作品の舞台も鎌倉だしってことで、やっぱり多少なりとも意識はしてるのかなぁと思いました。

 ・「ツィゴイネルワイゼン」 ★★★★★


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posted by クマ at 10:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | ★★★★☆



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