2010/02/15

『フライド・グリーン・トマト』

フライド・グリーン・トマト」 ★★★★☆
Fried Green Tomatoes (1991年/アメリカ)
監督:ジョン・アヴネット
原作:ファニー・フラッグ 『Fried Green Tomatoes at the Whistle Stop Cafe』。
出演:メアリー・スチュアート・マスターソン、キャシー・ベイツ
   ジェシカ・タンディ、メアリー=ルイーズ・パーカー
   クリス・オドネル、シシリー・タイソン

単調な毎日を無駄に過ごす冴えない主婦が、ある出会いによって人生に前向きになっていく姿を描いた作品。この作品もかなり前から気になっていた作品のひとつ。派手さはありませんが、さすがに名作と言われている作品なだけあって、こちらの期待に十分こたえてくれる、そんな作品でした。

老人ホームを訪れた中年主婦エヴリンは、そこで偶然出会った老女ニニーが語る昔話に魅了され、エヴリンの生活を軸とした現在とニニーの語る過去を交互に描きながら物語は進んで行きます。ニニーが語るのは、女性蔑視や人種差別といった偏見に立ち向かった二人の女性の友情に溢れる話。力をあわせ数々の困難を乗り越えながら前向きに生きた彼女達の話を聞くうち、エヴリンもまた前向きに人生を歩もうと自分を変え始めるわけですが、その転換点である駐車場でのエピソードがキャシー・ベイツのキャラクターに非常にマッチしていて傑作でした(笑)。キャシー・ベイツといえば、比較的シリアス(もしくはサイコ)な役柄のイメージが強かったので、こういったチャーミングなキャラクターはとても新鮮でした。チョコバーやドーナツをほおばる姿や個々のエピソードでの仕草など、そのどれもがかわいらしくて微笑ましかったです(見た目はかなり野暮ったいですけど)。

印象的だったのはルースの最期のシーン。哀しいエピソードではありますが、悲嘆にくれるイジーに声をかけたシプシーのセリフがとても素敵だったのが印象に残ります。ルースの夫フランクの事件の真相もまたちょっと違う意味で印象的。スモーキーあたりが犯人では?と勘ぐっていただけに、作品終盤に明らかにされた内容にかなり面喰いました。さすがにちょっとブラックすぎ(苦笑)。そういえば裁判シーンでの牧師さんの機転の利いた証言も面白かったです。

タイトルの「フライド・グリーン・トマト」は彼女達の経営している食堂の看板料理の名前。青いトマトの輪切りに衣をつけてフライにした料理なのですが、残念ながらあまりおいしそうには見えませんでした(笑)。

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posted by クマ at 10:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | ★★★★☆



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