
モ・クシュラ、モ・クシュラ。
本日の映画は『ミリオンダラー・ベイビー』。やっと、というかとうとう鑑賞してしまった。思い起こせばちょうど一年前、アカデミー賞4冠に輝いたのを知ったときから、観よう観ようと思っていた作品。なかなか劇場に行く時間がとれなくてロングラン上映だったにもかかわらず観れないままに公開終了。あの時はホントに悔しかった!そして最終的には他の多くの作品同様WOWOWで鑑賞することに。あぁ、もっと自由になる時間が欲しい。一日が30時間くらいあったらこんな思いしなくてもいいのに・・・(増えた6時間はもちろん映画鑑賞)。
田舎暮らしのマギーは唯一の取り柄であるボクシングの才能を伸ばそうと名トレーナーのフランキーのもとを訪ねる。フランキーは30歳を過ぎていることそして女性であることを理由に断り続けるが、彼女の熱心さに負けトレーナーとなる。厳しいトレーニングを重ねるうち、二人の間には深い絆が生まれ始める。メキメキと上達していくマギー。着々と勝利を重ね遂に100万ドルを賭けた世界タイトル戦に出場するところまで上り詰めた二人を待ち構えていたのは哀しい結末だった。主演は主演女優賞を受賞したヒラリー・スワンク、助演男優賞を受賞したモーガン・フリーマン、そして監督賞を受賞したクリント・イーストウッド。
前評判を聞いた限りではその残酷すぎる内容に号泣間違いなし!と勝手に思い込んでいたのですが、実際に鑑賞した結果としてはせつなすぎて涙も出なかった、というのが正直なところ。マギーの身に起こったことは確かに理不尽ではあるのですが、それだけじゃないんですよね。二人の間には確実に「愛」というものが存在していて、強い絆があるからこそ、あの結末が意味を持つのだろうと思います。作品としては確かに絶望的なラストではあるんだけど、闇雲に絶望的というものではなく何かしら希望のようなものを感じたのも事実。強さとか優しさとか潔さとか生きる力とか。うーん、上手く表現できないなぁ・・・。
結末については個々人の持つ倫理観や宗教観によって評価が分かれるんだろうなって思います。実際あちこちのレビューでも賛否両論入り混じっているようですし。映画に何を求めているのかによりますが、私個人の意見としてはこういった“社会派作品”と呼ばれる重厚な作品は大歓迎ですね。せっかく映画を観るんだから受動的に笑わせてもらったり泣かせてもらったりするばかりでなくて、たまにはあえてこういった観終わった後に“自分の頭で”何か考えさせられるようなそんな重いテーマを含んだ作品を観るっていうのも人生には必要ではないか、そう考えるわけです。そういった意味ではこの作品は、私にとってとても素晴らしい作品でした。
*****作品データ*****
ミリオンダラー・ベイビー - MILLION DOLLAR BABY(2004年/アメリカ)
監督:クリント・イーストウッド
出演:クリント・イーストウッド、ヒラリー・スワンク、モーガン・フリーマン
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