
ヘブンズ・ドア (2009年/日本)
監督:マイケル・アリアス
出演:長瀬智也、福田麻由子、長塚圭史、大倉孝二
和田聰宏、三浦友和、田中泯、土屋アンナ
公式サイト:http://h-door.jp/
青年と少女が織り成すロード・ムービー。病院以外の世界を知らない余命わずかと宣告された少女と、すべてを失った孤独な青年。死ぬ前に海を見ようと、二人は盗んだ車で海を目指すのだが…というお話。1997年に製作されたドイツ映画「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」のリメイク作品とのこと。オリジナルに比べるとコメディ色が薄く、結構真面目な作りになっていたというのが第一印象です。単品でも十分楽しめますが、個人的にはオリジナルの方がお勧め。
ストーリー展開はオリジナルとほぼ同じ。問題はドイツと日本という文化や環境の違いをどういう形で昇華させるのかってところなわけですが、どのエピソードも絶妙なさじ加減で日本化されていて、それほど違和感を感じるところはありませんでした。強いて言うなら、あの怪しげな起業家があまりにも胡散臭いのが気になったってくらい。逆にアタッシュケースが重箱(しかも饅頭入り)になってたのにはかなりウケましたけど。
年齢差があるからか、二人の関係が安直に恋愛関係に発展しなかったところは良かったと思うけど、それでも妙に甘いあのラストシーンは余計だったかなぁと思います。個人的にはこのストーリーにはやっぱり男性二人っていう設定の方がしっくりくるような気がしました。しかし福田麻由子って田中麗奈とそっくりねー。
オリジナル作品→『ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア』
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