2006/03/10

『クライモリ』 ★★★☆☆

樹海を彷彿とさせる鬱蒼とした深い森の中、ヤツらがやってくる。


本日の映画は『クライモリ』。ウエストヴァージニア州に広がる未開発地区を舞台に繰り広げられる猟奇的殺人事件を描いた作品。スティーヴン・キングが年間BEST1映画に挙げた作品ということで、どんだけ面白いんだ?ってことで期待いっぱいでいざ鑑賞!ハイテンション・サバイバル・ホラーといわれているだけあってスピード感は抜群に良いです。設定自体には目新しさはないものの、鬱蒼とした森の中で繰り広げられる逃亡劇はとてもスリリングで面白い!

面接を受けるため車を飛ばすジェシー。運悪く南へ向かう国道は事故で大渋滞。道を急ぐジェシーは森の中を迂回する旧道を発見し車を走らせるが、一瞬カーブに気をとられた彼の目の前に道の真ん中で停車するワゴンが現れ激突してしまう。たいした怪我はしなかったものの二つの車は大破。仕方なくワゴンに乗り合わせていた5人のうちの3人とジェシーは助けを呼びに道の奥へと進む。そこで偶然発見したあばら家で4人は想像を絶する風景を目にすることとなる。監督はロブ・シュミット。主演はエリザ・ドゥシュク、デズモンド・ハリントンほか。

一風変わった設定のスプラッタホラー作品。森、若者、殺人鬼とホラー映画にはありがちな設定ばかりではあるものの、その残忍な殺し方、グロテスクな殺人鬼、鬱蒼と繁る森、不気味なあばら家といった圧倒的なビジュアルと、人間離れした身体能力を持つ殺人鬼から逃げようと無我夢中で森の中を走り抜ける疾走感、そしてじっと息を殺して身を隠す緊張感といった緩急絶妙なバランスのスピード感が渾然一体となってグイグイと引き込まれていきます。

個人的には水色のお姉ちゃんカーリーが殺されちゃったあたりからはもう釘付けでしたね。自分が殺されるかもしれないっていう一大事に泣き言ばっかり言ってるし言うこと聞かないしで、もう鬱陶しいったら無いですよね。ま、こういうキャラもホラー映画には付き物なんで致し方ないんですが。あ、そうそうそういえば、主役の男性があまりにもまばたきしないのが非常に気になったのですが、皆さん平気でしたか?その形相があんまり不気味なもんでうっかり「もしやコイツもグルか?」なんて勘ぐっちゃいました(笑)。

あと、エンドクレジット途中に思わせぶりなカットが挿入されてましたね。あまりにもありがちな演出でちょと笑ってしまいました。ちなみに一番私がビックリしたのは犯人が3人組だったってこと。殺人鬼っつったら普通1人でしょ。3人もいたら絶対かなわないってば!反則!反則!(←見ていない方の為に自粛してます)。ご覧になった皆さんはどう思いましたか?

最後に、ホラーやコメディ作品に限らず原題とかけ離れた邦題をつけられてしまった作品を数多く観てきましたが、この作品のタイトルは作品の持つダークな部分が上手く表現されていてとてもピッタリだと思いました。タイトルつけた人のセンス、素晴らしい!
*****作品データ*****
クライモリ - WRONG TURN(2003年/アメリカ・ドイツ)
監督:ロブ・シュミット
脚本:アラン・マッケルロイ
主演:エリザ・ドゥシュク、デズモンド・ハリントン、エマニュエル・シューキー、ジェレミー・シスト、ケヴィン・ゼガーズ
  →この作品をAMAZONで確認
posted by クマ at 14:02 | Comment(0) | TrackBack(3) | ★★★☆☆



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「クライモリ」
Excerpt: いちおーホラーなんだよな?コレ。と確かめたくなるような・・どこかで見たことあるような・・・ 既成作品をMIXした感があって、でも軽く笑いながら流すように見てました。 ええ。勿論!キライじゃないすよ..
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