2010/05/31

『それでも恋するバルセロナ』

それでも恋するバルセロナ」 ★★★★☆
Vicky Cristina Barcelona (2008年/アメリカ・スペイン)
監督:ウディ・アレン
出演:ハビエル・バルデム、ペネロペ・クルス
   スカーレット・ヨハンソン、レベッカ・ホール
公式サイト:http://sore-koi.asmik-ace.co.jp/

スペイン・バルセロナにバカンスにやって来た2人のアメリカ人女性の恋の物語。監督はウディ・アレン。正反対の価値観を持つ二人の女性が同じ男性に恋をし、そしてその恋が終わるまでを軽妙なタッチで描いた作品。男性の元妻で天才肌の芸術家を演じたペネロペ・クルスが、アカデミー賞助演女優賞を受賞したことでも話題になった作品です。個人的には「ノーカントリー」で恐ろしく気色悪い殺し屋を演じてアカデミー賞助演男優賞まで受賞した、ハビエル・バルデムの濃厚フェロモン男への変わりっぷりの方が印象強かったですけど(笑)。

ウディ・アレン作品はあまり数を見ていないから偉そうなことはいえないのですが、この作品からはあまりウディ・アレン臭がしなかったように思います。要所要所に挿入されるナレーションや、シーンのつなぎ方なんかのレトロな演出はそれっぽかったけど、それといわれなければウディ・アレン作品だとは気がつかなかったかも。それくらい無臭で普通な感じ。

みどころは並行して描かれる二人の全く異なる恋愛感だと思うのですが、内容的にはよくある恋愛話のうちの一つといった感じでそれほど新鮮味はないかな。スカヨハ演じるクリスティーナとハビエル・バルデム、ペネロペ・クルスの感性で結ばれた奇妙な三角関係はなかなか面白かったけど、その後の展開に広がりが無くてとても残念な感じ。芸術家との生活は前衛的で刺激的で魅力的だけど、やっぱり所詮凡人の日常生活とは成り得ないってことなんでしょうか。逆に普段冷静なヴィッキーが平常心を失ってトチ狂ってしまうところは面白かったと思う。恋の終り方も唐突で面白かった。

助演女優賞を受賞したペネロペの演技はというと、気性も荒く毒舌で神経質な天才肌という雰囲気はかなり出てたと思うけど、少々物足りなさを感じたというのが正直なところ。中盤くらいになってやっと登場するので、そもそも登場時間が他キャラクターに比べ極端に少ないところも不満。個人的にはもっと過激で制御不能なキャラクターを前面に押し出してほしかったです。

最後に、さすが舞台がバルセロナというだけあって、二人の観光先や背景など、ガウディの建築物がいたるところに登場しているところが楽しかったです。ガウディ好きなもので。スペイン行ってみたいなぁ〜。

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posted by クマ at 21:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | ★★★★☆



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