2006/03/24

『幸福の条件』 ★★☆☆☆

思えばこのあたりからデミ・ムーアのキャラクターが変わっていったんだなぁ・・・。


本日の映画は『幸福の条件』。愛はお金で買えるのかという永遠(?)のテーマを題材に作られた作品。1993年と多少古い作品ではありますが、センセーショナルな題材と『ゴースト/ニューヨークの幻』でノリにのっているデミ・ムーアと今も昔も渋くて素敵なロバート・レッドフォードという組み合わせはなかなか目新しくて興味を引くのですが、今改めて見るとなんとも昼メロっぽい安直なストーリーで結構驚きました。公開当時結構話題になった記憶があったんですけどね。

情熱的な恋愛を経て結婚したダイアナとディヴィッド。多少の諍いはありつつも幸せに暮らしていた二人。建築家志望のディヴィッドが設計した家を建てている最中、悲運にも建築業界を不況が襲い二人の生活は危うくなってしまう。金策も尽きた二人はラスベガスへ行き一攫千金を夢見るがそれも失敗。そんな時途方にくれた二人の前に現れた資産家ジョン。彼が二人に申し出たのは100万ドルと引き換えにダイアナと一晩過ごさせて欲しいという失礼な提案だった。悩んだ挙句二人はその提案を承諾するのだが・・・。

センセーショナルな題材を取り上げた割には意外にチープな結末でがっかり。ダイアナとディヴィッドの回想シーンから始まるっていう演出も結構古臭いのですが、それより何より個人的には冒頭から繰り広げられるダイアナとディヴィッドのベッドシーンがうっとうしくてしょうがなかったです(笑)。改めて考えて見るとデミ・ムーアはこのあたりからエロキャラ(というかキワモノというべき?)への道を極め始めたような気もしますね。

みどころはやはりあの手この手でダイアナを口説くジョンの姿とそれに比例するように悪化していく夫婦仲ってところでしょうか。特に金持ちならではのジョンの行動はかなり手が込んでいて執念を感じます。ま、あれだけされたらよっぽど嫌いでない限り気持ちが傾くのは仕方ないとは思いますけどね(笑)。ただし、その先にある結末があまりにもベタなだけにせっかくのロバート・レッドフォードの好演も台無しって感じです。もうチョットひねりの効いたストーリーだとも少し楽しめたんではないかと思いますね。

ま、結論からいうとお金で愛が買えるかどうかは解らないけど、愛を壊すことは案外簡単に出来そうだなぁって言うのが私の最終的な意見です。あと、デミ・ムーアの衣装がかなり恥ずかしいのでそのあたりは必見ってところでしょうか(笑)。
*****作品データ*****
幸福の条件 - INDECENT PROPOSAL(1993年/アメリカ)
監督:エイドリアン・ライン
出演:ロバート・レッドフォード、デミ・ムーア、ウディ・ハレルソン、シーモア・カッセル、オリヴァー・プラット
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この映画が公開された当時ロバート・レッドフォードは既に56歳だったわけですが、この作品での彼の姿がどうにもこうにもブラッド・ピットに見えるのですがみなさまいかがでしょう?ということはブラピが年取ったらこんな感じになるってことなんでしょうかねぇ。ま、どうみても56歳に見えないってところが一番驚いた部分ではありますが。
posted by クマ at 14:50 | Comment(4) | TrackBack(0) | ★★☆☆☆



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この記事へのコメント
とにかくロバートレッドフォードが渋くてカッコイイ。若い頃も確かに美しいって感じでいいけど、あたしは、この頃のレッドフォードが一番素敵に思います。
アンカーウーマンも好きです。
Posted by mikako at 2006年09月06日 22:40
mikakoさん こんにちは。
ほんと、カッコイイですよね〜>レッドフォード
アンカーウーマンってたしかミシェル・ファイファーと共演した作品ですよね。
ニュースキャスターの。凄く面白かった記憶があります!
久しぶりに聞いたら凄く観たくなって着ちゃいましたよ〜♪
Posted by クマ at 2006年09月07日 14:02
この作品は、原作の小説のほうがよいと思います。途中から映画はどんどん違う方向にいきます。これはこれで爽やかな終わり方になるのですが、あまり心をざわめかせるテーマの突き詰め方をしません。原作では中東の富豪イブラヒム、それをロバート・レッドフォードのジョンに設定を変えたところで、この映画の方向性は決まったといえるでしょう。原作では問題の一夜の描き方も強烈で、テーマのために重要な場面になっています。
Posted by F at 2011年06月25日 17:27
Fさん コメントありがとうございます。
原作は未読なのでコメントを拝見して俄然興味が湧いてきました
(作者はジャック・エンゲルハードであってます?)。
この作品もかなり前に鑑賞したきりなので、小説読み終わったら
見比べてみたいと思います!
Posted by クマ at 2011年06月27日 10:42
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