2006/05/05

怒らせたら怖いです 『マイ・ボディガード』

本日の映画は『マイ・ボディガード』。富豪の娘のボディーガードに雇われたアル中の元CIAの特殊部隊員。作品の第一印象としては少女とボディーガードの友情にプラスして多少のサスペンス要素が入った作品かな?と高を括っていたら、予想に反してかなり血なまぐさいバイオレンスな内容にびっくり。デンゼル・ワシントンの残忍な表情、そして飛び散る血飛沫。画面から伝わってくる復讐という名の狂気にただただ圧倒されます。そして舞台となっているメキシコの雑然とした景色がまたなんだか不安な気持ちにさせる、そんな作品でした。

この作品、デンゼル・ワシントン扮するボディーガードのクリーシーとダコタ・ファニング扮するピタが徐々に心を通わせていく姿を描いた前半部分、怒りのためクリーシーが復讐の鬼と化す後半部分に分けられます。前半部分がかなり丁寧に描かれている分、後半の壮絶な復讐劇にも拒絶感無く感情移入が出来る、ってことなんだとは思うのですが、いかんせんその描写が生々し過ぎて、思わず「痛タタタッ!」ってのけぞっちゃいましたよ。特にあの指のシーンね。あれ凄かったです。

ストーリーとしてはそれ程混み合ってもいないし非常にシンプルなものだとは思うのですが、少々小手先の技的演出があった部分が残念といえば残念。特にあの登場人物のどんでん返し的展開は、クリーシーを雇った経緯とラモス家の経済状況なんかを総合していくとどうしてもうすうす気が付いてしまいますよね。誘拐シーンで明らかとなる敵の素性に結構意外性があった分、この演出はちょっと親切設計過ぎるかなぁって思います。あと、ラストのサプライズもチョット都合良すぎな感がありますね。

そんな中、個人的に良かったと思うのがピタの母親リサ・ラモスを演じたラダ・ミッチェル。デンゼル・ワシントンにダコタ・ファニング、クリストファー・ウォーケンと実力派揃いのキャスティングの中、かなり健闘していたのではないかと思います。とてもリアルに感じましたね。そうそう、キャスティングの話しでいうと、なにかとお騒がせなミッキー・ロークが出演してましたね。私がもっている印象と結構顔が違ってた(太ってたから?)ので一瞬「?」となりましたが、良い感じで不気味な悪役姿をご披露されてました。悪役路線まっしぐらって感じで今後も期待できそうです。
*****作品データ*****
マイ・ボディガード - MAN ON FIRE(2004年/アメリカ・メキシコ)
監督:トニー・スコット
原作:A・J・クィネル 『燃える男
出演:デンゼル・ワシントン、ダコタ・ファニング、クリストファー・ウォーケン、ラダ・ミッチェル、マーク・アンソニー
公式サイト:http://www.herald.co.jp/official/man_on_fire/index.shtml
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posted by クマ at 11:37 | Comment(0) | TrackBack(1) | ★★★☆☆



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「マイ・ボディーガード」
Excerpt: タイトルから想像していたお話は、ボディーガードが少女を危機から救うって感じかなと思っていましたがチョット違いましたね。前半と後半では、違う話しのような感じになるし。。。ラストは、やっぱりハリウッドって..
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Tracked: 2006-05-05 22:21