2006/05/15

草刈民代派?それともJ.Lo派? 『Shall we Dance ?』

本日の映画は『Shall we Dance ?』。言わずと知れた周防正行監督作品『Shall we ダンス?』のハリウッドリメイク作品です。公開当時からあの日本人の独特な控えめで繊細な表現が海外でどう評価されているのか、そして海を渡ることでどのように変化するのか興味津々だった作品。個人的にはもっとアメリカらしく大味な味付けになってしまっているかと思っていたのですが、意外にもオリジナルの設定を出来るだけ生かしつつ、より派手でドラマチックな作品に仕上がっていたように感じました。キャスティングもリチャード・ギア、ジェニファー・ロペス、スーザン・サランドンとかなり豪華。平凡なサラリーマン役としてはリチャード・ギアはあまりにも格好よすぎっていう感じはありますが、それでもホームで一人ステップの練習をしている姿なんかは一生懸命さが伝わってきてなかなか良かったですね。でも欲を言えば、習い始めの部分はどうしようもないくらい下手クソだったほうがより親近感が湧いたのになって思います。

この作品で一番気になっていたのはダンス教師役に抜擢されたのがJ.Loだったっていうところ。ちょっと大柄すぎて作品に合わないのでは?って勝手に心配していたんですが、どうやら私の杞憂だったみたい。確かに草刈民代のような繊細さはありませんでしたが、J.Loのダイナミックで情熱的なダンスには目を奪われました。特に大会直前情熱的のジョンとポリーナのダンスシーンなんかは思わず見惚れてしまうくらい。オリジナルのダンスシーンにも華はありましたが華の種類が違うというかなんというか。例えていうならオリジナルが桜でリメイク版が薔薇って感じ?

オリジナルで役所広司が演じた中年サラリーマン杉山の人生に対する悩みや鬱屈とした感情、草刈民代演じる舞の挫折感といったような感情の襞のようなものが感じられ無かった点は少々物足りなさを感じましたが、そういった心の陰の部分よりもむしろ陽の部分に焦点を当ててあるところは、良くも悪くもハリウッド作品って感じ。ただし、オリジナルに比べて家族愛(というか夫婦愛?)が丁寧に描かれている部分は好感が持てました。でもあのラストの演出は日本人には無理だー(笑)。

全体的にとてもうまくまとまっていた感のある作品ではありましたが、一つだけ気に入らなかったのはダンススクールを主宰しているミス・ミッツィーがレッスンの最中になぜかお酒を盗み飲むという演出。せっかくダンスに目覚めるサラリーマンの真摯な姿を描くんだから、わざわざそんなあざとい演出挿入しなくても…と思うのは私だけでしょうか。
*****作品データ*****
Shall we Dance ? - SHALL WE DANCE ?(2004年/アメリカ)
監督:ピーター・チェルソム
原作:周防正行
出演:リチャード・ギア、ジェニファー・ロペス、スーザン・サランドン、スタンリー・トゥッチ、ボビー・カナヴェイル
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posted by クマ at 15:52 | Comment(0) | TrackBack(2) | ★★★☆☆



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