2006/05/16

“雄牛理論”は人間にも通用する? 『恋する遺伝子』

本日の映画は『恋する遺伝子』。同僚に一目ぼれしその後手ひどく失恋した女性が失意のドン底で導き出した「雄牛理論」。結果その理論に良くも悪くも振り回されることになってしまう女性の姿をコミカルに描いた作品。何度裏切られてもついつい同じ過ちを繰り返してしまう女性の哀しくも滑稽な性がユーモラスに描かれているところは非常に面白いのですが、ラブコメ作品としては肝心の「恋愛」の比率がちょっとばかし少ないのでややものたりない印象を受けました。もう少しジェーンとエディが親しくなっていくシーンが丁寧に描かれてても良かったんじゃないかなって思います。

ジェーン役にはアシュレイ・ジャッド。『コレクター』や『ハイ・クライムズ』、『ツイステッド』など量産型B級サスペンスばかり出ているイメージが強いので、こういった女性らしい喜怒哀楽の激しいキュートな役柄を演じている彼女の姿はとても新鮮でしたね。ラブコメも意外に悪く無いじゃん、っていうのが正直な感想です。でも個人的には『フリーダ』の時みたいな奔放な女性の役をもっと演じて欲しいなって思うんですけど。

この作品で重要な役割を担っているがジェーンの導き出した「雄牛理論」なのですが、雄牛は一度交尾した雌牛とは二度と交尾しないというこの理論の真偽はさておき、失恋のショックからそんな理論を導き出してしまうトンチンカンな彼女の行動に思わず笑ってしまいました。あと、失恋の反動で尻軽軽率男になってしまったエディを演じるヒュー・ジャックマンが格好よかったですね。序盤はそれほどでも無かったのですが、ルームメイトになったあたりから徐々にいい男度が増してきてうっかり惚れてしまいそうでした(笑)。『X-MEN』シリーズでのイメージが強いのですがラブコメもなかなかのものです。

全体的には甘さを抑えたラブコメって感じの作品。映画としては少々物足りなさを感じますが、97分とかなりコンパクトにまとめてあるので海外ドラマ感覚で軽く鑑賞する分にはオススメです。ちなみに原題は「SOMEONE LIKE YOU」。「雄牛理論」に引っ掛けてつけられたと思われる『恋する遺伝子』という邦題、なかなかいいとこ突いてるなって思いました。
*****作品データ*****
恋する遺伝子 - SOMEONE LIKE YOU(2001年/アメリカ)
監督:トニー・ゴールドウィン
出演:アシュレイ・ジャッド、グレッグ・キニア、ヒュー・ジャックマン、エレン・バーキン、マリサ・トメイ
公式サイト:http://www.foxjapan.com/movies/someonelikeyou/
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鑑賞中なぜか気になってしようが無かったのがジェーンの友人リズを演じていたマリサ・トメイ。どっかでみたことあるなーって思ってたら『イン・ザ・ベッドルーム』の息子の恋人役の人でしたね。作品のテイストが180度違うので全く気がつきませんでした。キャラ的にはむしろ『プリティ・プリンセス2』に出てたリリー役のヘザー・マタラッツォに似てるなぁなんて思っていただけにちょっと驚き。

posted by クマ at 23:02 | Comment(2) | TrackBack(1) | ★★★☆☆



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この記事へのコメント
「フリーダ」と「恋する遺伝子」、それぞれのTBをさせて下さい。
アシュレイ・ジャッド、ヒュー・ジャックマン、グレッグ・キニアと、大好きな役者さんの共演コメディーなので、この作品も好きです。
Posted by ぶーすか at 2006年05月18日 12:08
>ぶーすかさん
ヒュー・ジャックマンが意外に良くてビックリしました。なんせ『X-MEN』のイメージしかなかったもんで(笑)。
この作品はラブコメの割には甘すぎなくてなかなか楽しめました。表情豊かなアシュレイもなかなか新鮮でしたし。
Posted by クマ at 2006年05月19日 17:23
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「けんかえれじい」「ラ・スクムーン」「恋する遺伝子」
Excerpt: ●ラ・スクムーン………………………★★★★ 【NHKBSより】サントラがとにかくイイ!ベルモンドが友達を救う為に獄中に入る…という男泣きの仁侠もの。 ●けんかえれじい………………………★★★★ ..
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Tracked: 2006-05-18 11:59