2006/05/22

ニューヒーローはマシュー・マコノヒー! 『サハラ 死の砂漠を脱出せよ』

本日の映画は『サハラ -死の砂漠を脱出せよ-』。マシュー・マコノヒー、ペネロペ・クルス主演のアドベンチャー作品。失われた甲鉄艦を探す米国特殊機関NUMA(国立海中海洋機関)のエージェント二人と突如発生した病気の原因を探るWHOの女性研究職員が、広大な砂漠を舞台に迫りくる危険を危機一髪のところで回避しつつ隠された陰謀を暴き首謀者達を追い詰めるといった内容。ストーリーだけ見るとコッテコテのアドベンチャー作品かと思われ少々倦厭されそうですが、ところがこの作品、まさにアドベンチャー作品の新時代到来といった感じ(ちょっと大げさすぎ?)で予想を上回る面白さです。なんといってもマシュー・マコノヒーがカッコイイ!アドベンチャー作品でこんなに楽しめたのは何年ぶりかしら(笑)。

アドベンチャー作品といえば勧善懲悪の爽快ストーリーとド派手なアクション、スリリングな展開をあちこちに散りばめつつ、サブストーリーのお宝探しにちょっぴりロマンスを加えて…というのがお決まりのパターン。しかし、この作品では構成要素こそ従来のままではあるものの、ヒーロー像を刷新することで新鮮味を失っていたアドベンチャー作品というカテゴリに新風を巻き起こしてくれたのではないかと思います。

自惚れが強く自分勝手で横柄、どちらかというと粗野で現実離れしたタイプの多かった従来のヒーロー像に比べ、マシュー・マコノヒー演じるダーク・ピットは自己主張もそれほど激しく無く、かといってヤサグレタイプでも無く、女性に対する態度もとても紳士的。心身ともに健全でたまにみせる悪戯っぽい笑顔がたまらなく魅力的、といったごく普通の日常生活にもすんなり溶け込めそうなバランス感覚に長けたキャラクター。日常の延長線上に存在しそうなニュータイプのヒーローの出現はアドベンチャー作品にとってはまさに救世主。特に女性ウケがよさそうですよね。こんなに面白いんだからぜひ続編を作ってもらいたいものです。

マシュー・マコノヒー以外の出演者もなかなかの逸材揃い。NUMAのサンデッカー提督役を演じたのはウィリアム・H・メイシー。飄々としてしたたかで部下思いで…とかなり際立ったキャラクターを演じてました。あと忘れちゃならないのが、ピットの相棒アルを演じたスティーヴ・ザーン。ピットとアル、この二人の息の合った掛け合いシーンはかなり面白かったですね。主従関係の強い旅仲間っていうのは結構ありがちだけど、この二人は対等でしかもお互いの腕を信頼しあっているところは見ていて気分がいいです。そういえばこの作品、誰かを罵倒したりするシーンがほとんどありませんでしたよね。そんなスマートさもこの作品の魅力の一つなのかもしれませんね。
*****作品データ*****
サハラ 死の砂漠を脱出せよ - SAHARA(2005年/アメリカ)
監督:ブレック・アイズナー
原作:クライヴ・カッスラー 『死のサハラを脱出せよ
出演:マシュー・マコノヒー、ペネロペ・クルス、グリン・ターマン、スティーヴ・ザーン、ウィリアム・H・メイシー
  →この作品をAMAZONで確認
ちなみに原作はクライヴ・カッスラーのダーク・ピットシリーズ11作目の『死のサハラを脱出せよ』。残念ながらこちらは未読ですが、かなり評価が高いみたいなので時間があるときに読んでみようかと思ってます。
posted by クマ at 16:09 | Comment(2) | TrackBack(1) | ★★★★☆



前後の記事へリンク
この記事へのコメント
TB&コメントありがとうございます。
やっぱ、2人のコンビネーション、また観たいですよね。
もう、原作は、ほっておいて映画版独自のキャラ作っていっても充分楽しそうって気がする。
Posted by マーヴェリック at 2006年05月23日 20:56
マーヴェリックさん こんにちは。
>映画版独自のキャラ作って・・・
私もそう思います♪久々に続きが観たいと思う作品に出会いましたよ。
是非続編作って欲しいですね。
Posted by クマ at 2006年05月24日 15:40
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのTrackBack URL


「サハラ 死の砂漠を脱出せよ」
Excerpt: 「サハラ 死の砂漠を脱出せよ」(2005年・米)出演:マシュー・マコノヒー、ペネロペ・クルス米国特殊機関NUMA(国立海中海洋機関)のエージェント、ダーク・ピット。彼は、ナイジェリアとマリの国境付近で..
Weblog: WOWOWで映画三昧
Tracked: 2006-05-23 20:47