2006/06/12

『私が愛したギャングスター』

アイルランドを舞台に活躍する強盗グループと彼等を追う警察。警察はグループのボス マイケル・リンチを何度も追いつめるも、いつもあと一歩のところでの逃げられてしまう。そんなある日、マイケルは次のターゲットとしてカラヴァッジオの絵画を選び首尾良く強奪に成功するのだが…。

犯罪に対し天才的素質を持つマイケル・リンチとその仲間達、そして彼等を追う警察の姿を軽快なタッチで描いた作品。出演はケヴィン・スペイシー。彼の演じるリンチのウィットに富んだキャラクターと、彼等が見せるクールでスマートな強奪劇はなかなかの見応えあり。皮肉混じりに警察組織を挑発してみたり、ライバルを罠にかけたりとその内容はかなり痛快です。

この作品の最大の見所はもちろん強盗グループの華麗な犯行シーンです。警察をあざ笑うかの様な計算された強奪劇。しかもあまり深刻になりすぎない程よい軽さがまたいい感じ。リーダーのリンチは仲間の失態や寝返り、警察やライバル達の仕掛ける罠をことごとく回避してきます。その嗅覚の鋭さ、そして手際の鮮やかさは観ていて爽快感がありますね。さらに自分の仕事には並々ならないこだわりがあるらしく、不可能といわれるヤマほど燃えるというやや子供じみた性格もなかなか魅力的です。

個人的にウケたのは警察に執拗に付き纏われリンチと彼の奥さんがいる自宅を大勢の警官に取り囲むシーン。あのふざけた対応がかなり良かった。いやはや上手い手を考えたものだと感心してしまいましたよ。いくら警察でもあれにはゲンナリしますよね(笑)。

そのほかにも思わずニヤリとしてしまうシーンが満載のこの作品。さすがケヴィン・スペイシーと思わず唸りたくなるくらい作品の質は高いのですが、ただ少し残念なことに画面に華がないんですよね。登場人物に派手さが無いっていうのの他にも、背景となるダブリンの街並みが地味っていうのが原因の一つかと。銃撃戦もあるにはあるんですけど、はっきり言ってあんまり力入れてる感じではないので期待しないほうがいいでしょう(笑)。
*****作品データ*****
私が愛したギャングスター - ORDINARY DECENT CRIMINAL(2000年/イギリス)
監督:サディウス・オサリヴァン
出演:ケヴィン・スペイシー、リンダ・フィオレンティーノ、ピーター・ミュラン、デヴィッド・ヘイマン、コリン・ファレル
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posted by クマ at 17:29 | Comment(0) | TrackBack(1) | ★★★☆☆



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私が愛したギャングスター
Excerpt: ケヴィン・スペイシー主演。実在した伝説的強盗のライフスタイルを綴った痛快ヒューマンドラマ。 私が愛したギャングスター  1999年 英 監督 サディウス・オサリヴァン アイルラ..
Weblog: みるよむ・・・Mrs.のAZ Stories
Tracked: 2006-06-19 11:37