2006/06/29

『イン・ザ・プール』

精神に何らかの病気を抱える人たちと一風変わった神経科の精神科医伊良部との奇妙でユーモラスな診療風景を描いた作品。

原作は「空中ブランコ」で直木賞を受賞した作家・奥田英朗の同名小説。鑑賞前からやたらに「松尾スズキが…」っていうコメントを見かけたので正直どんだけイっチャってる作品なんだ?って結構期待していたんですが…意外に普通でした(笑)。もっと彼を前面に押し出したようなコッテコテな演出がされているのかと思ったら、出番もそれほど多くないし言うほどヘンテコでもないしでちょっと期待はずれ。でも、そのかわりといってはなんだけどオダギリジョーが意外に良くて驚きました(笑)。

個人的には神経科を訪れる患者と精神科医の話ってことでもっとブラックでシュールな笑いを期待していたんですが、意外や意外、内容も笑いもかなり軽い感じ。まぁ、精神疾患っていう比較的ヘビーな内容を扱っている割に深刻になりすぎてないってところは評価できるのかもしれませんが、如何せんどちらかというと能天気な笑いに近い感じがするんですよね。いや、こういう雰囲気も嫌いではないんですが、どちらかというともっとシュールな会話がほしかったというかなんというか。

そんな感じの作品なんで観た後に落ち込むってコトはまずないとは思いますが、患者がみせる症状にたまにドキッとしたりするところは面白くもあり怖くもありました。ちなみに私の場合は市川実和子が演じた脅迫神経症にちょっと思い当たる節が…。あの何度も玄関の鍵を確認するあたりとか、ガスの元栓が気になってしようがないあたりとか「あるあるー」って感じ。私も病院いったほうがいいのかしら?(笑)。

個人的には田辺誠一演じるプール依存症の患者が管理人と揉めている脇で何食わぬ顔してプールで泳ぎ始める松尾スズキの姿がおもしろかったですね。あと何気にマユミちゃんのツンツンしてるところも良かった。
*****作品データ*****
イン・ザ・プール(2005年/日本)
監督:三木聡
原作:奥田英朗
出演:松尾スズキ、オダギリジョー、市川実和子、田辺誠一、MAIKO、森本レオ
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posted by クマ at 18:41 | Comment(0) | TrackBack(3) | ★★☆☆☆



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