2006/07/06

『パッチギ!』

1968年の京都。対立関係にあった朝鮮高校にサッカーの親善試合を申し込みに行った康介と紀男。音楽室に迷い込んだ康介はフルートを吹いていた女性徒キョンジャに一目惚れしてしまう。なんとかキョンジャに近づきたいと考えた康介は彼女のために歌を歌おうと必死に練習するが…。

辛口批評でおなじみの井筒和幸監督作品。個人的にはあの井筒監督のキャラがあまり好きではないのと各メディアでの発言内容を見る限りどうも私とは趣味が合わなさそうな気がするってことでずっと観るのを躊躇していた作品。しかしその後日本アカデミー賞にノミネートされたりブルーリボン賞で作品賞を受賞したり、キネマ旬報ベスト・テンで日本映画監督賞を受賞したり2005年度日本映画ベスト・テン1位に輝いたりと、やけに高評価が続きイヤでも目につく機会が増えてきたので、まぁそれならばということでちょうどWOWOWで放送されているところを鑑賞してみました。自分ではそれほど期待しているつもりはなかったのですが、鑑賞後の感想としては「び、微妙…」って感じ。正直どう楽しんでいいのか良くわかんないっていう内容でかなり困惑してしまったというのが正直な感想です。

在日朝鮮人の女子高生キョンジャに恋してしまった日本人男子校生康介の恋愛模様を軸に、日本人と在日朝鮮人間の確執や差別や文化の違い、高校生の日常生活、そして彼らが衝突する姿などを描いた群像劇(であってる?)。とはいっても視点は日本人側ではなくどちらかというと在日朝鮮人より。在日側の登場人物が肝のすわったキャラが多い反面、気骨のある日本人が一人も出てこないところはちょっと不公平かな、と思ってみたり。あとやけに彼らの主張ばかりが目に付くのもちょっとね。

とはいっても全部が全部ダメってわけじゃなくて、彼女と仲良くなりたい一心で『イムジン河』の歌を覚え、つたない指捌きでギターを弾きつつ歌を歌う塩谷瞬のいじらしい姿はとても良かったと思うし、放送禁止に指定されていたこの曲を無理やり電波に乗せてしまうくだりはかなり見応えがあったと思います。むしろ恋愛模様だけに絞ってくれたらスッキリ見れるのに、なんて思ってしまいました。

ちなみに、タイトルのパッチギとはハングル語で「突き破る、乗り越える」そして「頭突き」を意味する言葉とのこと。この言葉どおり、ケンカシーンでは数多くの頭突きが炸裂しているんですが、それ以上に印象的だったのが飛び蹴り。男も女も飛び蹴りですよ。もうすごいのなんのって(笑)。『オールド・ボーイ』や『甘い人生』を見たときも華麗な飛び蹴りにビックリしたのですが、これってあちらの文化の一つ?ご存知の方いらっしゃったら教えてください〜。
*****作品データ*****
パッチギ!(2004年/日本)
監督:井筒和幸
出演:塩谷瞬、高岡蒼佑、沢尻エリカ、楊原京子、尾上寛之、真木よう子、小出恵介、波岡一喜、オダギリジョー
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posted by クマ at 16:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | ★★☆☆☆



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