2011/06/22

『プライベート・プラクティス:LA診療所 シーズン3』

プライベート・プラクティス:LA診療所 シーズン3」 ★★★★★
PRIVATE PRACTICE (2009〜2010年/アメリカ)
出演:ケイト・ウォルシュ、ティム・デイリー、オードラ・マクドナルド
   ポール・アデルスタイン、クリス・ローウェル、テイ・ディグス
   エイミー・ブレネマン、ケイディー・ストリックランド
WOWOW公式:http://www.wowow.co.jp/drama/private/index.html
WOWOW公式ブログ:http://privatepractice.cocolog-nifty.com/
※公式ブログはエピソードの結末まで紹介されているので、未見の方はご注意!

全米大ヒットドラマ「グレイズ・アナトミー」のスピンオフシリーズである「プライベート・プラクティス」の第3シーズン。新生児外科医のアディソン・モンゴメリーを主軸に、共同医療センターで働くアラフォー世代の男女の姿を描いた作品。昨シーズンからメキメキと面白さを増してきてはいましたが、今シーズンは昨シーズン以上に問題も山積みで、常識だけでは語れないような非常に難しくかつ厚みのあるストーリーが多く、一話一話の充実度が格段にパワーアップしています。個人的にはスピン元である「グレイズ〜」よりもおススメ。「恋愛(と、その延長線上の結婚・出産)」という狭い範囲に留まらず、多角的に人生ってものを考えさせられる、そんな類を見ないドラマに進化を遂げているように思います。未見の方は是非是非、この機会にご覧になってみてください!ちなみにDVDの発売は2011年8月3日の予定とのこと。

例によってこの先はネタバレ全開です。ネタバレ勘弁!という方は本編ご覧になってからどうぞ。
過去シーズンの感想はこちらから↓

 プライベート・プラクティス シーズン1 ★★☆☆☆
 プライベート・プラクティス シーズン2 ★★★★☆

※この先ネタバレ ご注意ください※

新シーズンは女性患者に腹を切り裂かれ、赤ちゃんを連れ去られたヴァイオレットが、ピートによって発見されるところからスタート。アディソンとナオミの必死の努力の甲斐もあって、ヴァイオレットは一命を取り留め、赤ちゃんも無事保護したものの、この一件は今シーズンの終盤まで色々な形で出演者みんなに影響を及ぼすことに(こんな大事件だもの、当たり前だよね)。その後ヴァイオレットは息子ルーカスをピートに一方的に押し付け、療養のため旅へ出ます。このことが後々さらなる問題に発展していくことに。もちろんそんな事件に巻き込まれたヴァイオレットに同情はしますが、個人的には子供を置いて一人で逃げるっていうのはちょっと…と思ってしまいました。終盤、さすがに本人も反省してますけどね。

さて、今シーズンの見所といえばは後半泥沼化していくアディソン、サム、ピート(プラス終盤ではヴァイオレット)の複雑な恋愛関係。「グレイズ〜」時代に夫の親友と不貞を働いたことで離婚を経験しているアディソンにとって、離婚済とはいえ、親友であるナオミの元夫であるサムと関係を深めることにはさすがに抵抗を持たずにはいられないらしい(これも、まぁ当たり前だよね)。逆に互いに持ちつ持たれつの大人の関係を保っているピートなら良いかといえば、自分の子供を持つことが不可能に近いアディソンにとって、ヴァイオレットとの間に生まれたルーカスの存在が脅威となり、こちらもなかなか踏ん切りがつかないのであります(この気持ちも痛いほどよく分かる)。で、すったもんだした揚句、ようやくピートとの関係を取る決意をするのですが、これまた残念なことに、最悪のタイミングでヴァイオレットが戻ってくることに。結果アディソン撃沈。どこまで行っても幸せになれないアディソンですが、いままでのように変に片意地張ったり、逆に猛烈に卑屈になってみたり、自暴自棄になったりせず、正面から問題に立ち向かおうとする姿勢に今までにない親近感を感じました。そしてただただ素直に凹んでいる彼女がやけに可愛らしく感じるというかなんというか。ぜひ彼女には幸せになってもらいたいなぁ、と心から思います。

そして、このシリーズのキャラクターの中で私が最も応援しているのがシャーロット。今シーズン序盤、ピートと入れ替わる形でオーシャンウェルネスにやってくるのですが、そんな彼女が専門にするのはなんと「性科学科」!移籍自体にも賛成していなかったクーパーは、この専門の話を聞いて激怒。さらにシャーロットの過去の婚姻歴が明らかになり、二人の関係は壊滅状態。当初はシャーロットも復縁したいと積極的なアプローチを行っていたものの、度重なるクーパーの頑なな拒否に遂に諦める決意を固め、勢いに任せ今度はシェルダンと深い関係に。意表を突かれた展開に個人的には「あらまぁ」とおばちゃんみたいなコメントしかできなかったのですが、あの仕打ちを見る限り、強い精神力を誇るさすがのシャーロットも諦めざるをえないよな、と妙に納得するのでありました。でも終盤にまたもや波乱の展開が待ち受けているのですよ。

そのほかにも今シーズンはエピソード山盛りで、息つく暇もないほど。パシフィック・ウェルケアへ移籍したナオミはウィリアムとファイフという二人の男性の間で揺れ動くことに。さらにサムとの間にいる一人娘マヤが妊娠したことから、母娘関係が悪化。一時は絶縁状態に。さらにシーズン中盤からアディソンの元夫デレクの妹アメリアが登場。自信過剰な態度が鼻につくところがありますが、終盤にかけてかなり活躍しているのも確か。このままレギュラーメンバー入りするのかしら…。

そして忘れちゃいけないのがデルの存在。元妻ヘザーと復縁し一人娘ベッツィーを加え、家族三人で念願の再出発を果たしたものの、その後ヘザーは覚醒剤を精製しようとして失敗した爆発事故がきっかけで帰らぬ人となり、その時のデルの対応に激怒したベッツィーはデルを非難するように。その後、デル親子もようやく和解し仕事も波に乗ってきた矢先に発生した自動車事故。マヤの容態に気を取られている間にデルの容態が悪化。そして帰らぬ人へ。今シーズンの最終話であるこのエピソードは見ているのがとても辛いものでした。シーズン第一話が瀕死のヴァイオレットのエピソードで、最終話がこれかよ!と、なんだか悲しくなっちゃうくらい波乱のシーズンだったなぁと今更ながらに思います。そして、この悲劇からどのように立ち直りどのような展開を見せるのか、次シーズンが待ち遠しくもあります。

ちなみに、第3話と第11話は「グレイズ・アナトミー シーズン6」とのクロスオーバーエピソードとなっていて、あのベイリーやマーク・スローンなんかも出演していますよ。こちらもなかなか面白いエピソードでした。

そして気になる第4シーズンはというと、WOWOWでの放送は既に決定しているようです。が、時期がいまいちわかりませんでした。残念。おわかりになる方いらっしゃったら、ぜひ教えてくださいませ〜。

Amazonインスタント・ビデオでもレンタルできます。
プライベート・プラクティス:LA診療所 シーズン3 (字幕版)
posted by クマ at 11:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | 海外ドラマ



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