2006/08/10

『モディリアーニ 真実の愛』

酒・麻薬に溺れる天才画家モディリアーニと、全てをなげうって彼を愛し彼の創作活動を支える妻ジャンヌの愛の姿を描いた作品。

細い顔に長い首、そして瞳のない目という独特な作風で知られる天才画家モディリアーニと彼の最愛の妻ジャンヌとの波乱に満ちた半生を描いた伝記作品。冒頭、この作品がフィクションであることを明記したテロップが流れるのですが、真実に限りなく近い部分もあったりするので、実際にはどこからどこまでがフィクションなのかは良くわかりませんでした。ざっと調べたところによれば、モディリアーニはその破滅的な生き方ゆえに36歳という若さでこの世を去り、そして彼の妻ジャンヌもまたお腹の子供と共にそんな彼の後を追うように投身自殺するというくだりは真実のようです。そしてピカソとの確執も。

この作品で一番面白かったのはピカソやユトリロ、ルノアール、コクトーなど、モディリアーニと交流のあった芸術家たちが登場するところ。ことあるごとに衝突するピカソとモディリアーニの二人の対比も印象的だったけど、それよりも作品終盤に描かれる画家達の創作風景が非常に面白かったです。まさに自分との戦いと言った様相で創作活動に励む画家たちの姿には鬼気迫るものを感じました。

そしてこの作品でもう一つ印象的だったのがジャンヌを演じたエルザ・ジルベルスタイン。彼女の持つ雰囲気がモディリアーニが描いた画風と見事にマッチしてたのがとても印象的でした。華やかな人々の中、一人寂しそうな表情で佇む彼女の姿が記憶に残ってます。

同じくモディリアーニを題材に制作された映画には『モンパルナスの灯』という有名な作品がありますが、残念ながらこちらは未見。ちなみにこちらの作品でジャンヌ役を演じたのは『男と女』でお馴染みのアヌーク・エーメだそうで。絵の雰囲気からするとエルザ・ジルベルスタインの方があってるかな?とも思いますが、アヌーク・エーメのジャンヌもちょっと気になりますね。機会があったら観てみようっと。
*****作品データ*****
モディリアーニ 真実の愛 - MODIGLIANI
                  (2004年/アメリカ・ドイツ・フランス・イタリア・ルーマニア・イギリス)
監督:ミック・デイヴィス
出演:アンディ・ガルシア、エルザ・ジルベルスタイン、イポリット・ジラルド、オミッド・ジャリリ
公式サイト:http://www.albatros-film.com/movie/modi-movie/
  →この作品をAMAZONで確認
posted by クマ at 15:22 | Comment(0) | TrackBack(1) | ★★★☆☆



前後の記事へリンク
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのTrackBack URL
http://blog.seesaa.jp/tb/22175747

映画『モディリアーニ 真実の愛』
Excerpt: 原題:Modigliani 第一次世界大戦後のパリ・モンパルナスに、スーチン、リベラ、キスリング、ユトリロ、ピカソ、そしてモディリアーニ、若き芸術家達が集う悲劇の物語。 アメデオ・..
Weblog: 茸茶の想い ∞ ??祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり??
Tracked: 2006-08-24 02:16