2005/02/25

邦画らくしくない邦画『ジョゼと虎と魚たち』

本日の映画:ジョゼと虎と魚たち 
雀荘でアルバイトをする大学生の恒夫は客たちが話す乳母車を押す老婆の噂を耳にする。ある日店長の犬を散歩させに出かけた恒夫はその老婆と遭遇、乳母車に乗せられた脚の不自由な女性ジョゼと知り合う。その後恒夫は徐々に老婆とジョゼが暮らす長屋へ訪れる機会が増えていきジョゼと恒夫はお互いに惹かれあっていくというお話。
この作品ちょっぴり哀しくてせつないストーリーなのですが、そのほわほわとした雰囲気のせいか、鑑賞後その感覚がいつまでも残っているようなそんな不思議な作品でした。邦画なんだけど邦画っぽくないって言うか。なかでもとても印象に残っているのがジョゼ役の池脇千鶴の独特のしゃべり方。どこの方言なんだろう。凄く棒読みっぽいんだけど、決して感情がこもっていないわけでもない。でもどことなく距離感を感じさせるようなそんなしゃべり方。セリフの内容によっては脚の不自由なジョゼが持つ悟りみたいなものを感じたりもします。強いんだけど弱い、そんなジョゼの不思議な雰囲気に池脇千鶴の演技がマッチしていてかなり良かった。
恒夫役には妻夫木聡。彼の演技は『ドラゴンヘッド』くらいしか他に観たことがないけれど、この作品では人懐っこい好青年役をうまく演じていたと思います。
障害者と健常者というヘビーなテーマ、そして2人の切ない結末にちょっと心が痛んだけど、ラストシーンでのジョゼの姿に救われました。難しい問題だけどよく描かれている作品だと思います。
ただし、ひとつだけ残念だったのがラブ・シーンがやけに多くて長いところ。ラブ・シーンになるたびにいい雰囲気が『ブチッ』と音を立てて途切れるようなそんな感覚に襲われます。もうすこし控えめな表現でも十分意図は伝わりそうな気がするだけに、とてもとても残念です。
公式サイトはコチラから。作品同様不思議な雰囲気の漂うサイトとなっています。
posted by クマ at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | ★★☆☆☆



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