2005/02/24

父親と天才とピアノ『シャイン』

本日の映画:シャイン ★★★☆☆
昨日観た『戦場のピアニスト』同様、実在のピアニストであるデヴィッド・ヘルフゴットの半生を描いた作品。デヴィッド・ヘルフゴットは今尚現役で来日公演も度々行われていること。クラシック音楽との接点は皆無に等しい生活を送っている私が立て続けに実在したピアニストを題材にした映画に出くわすとは、何かの暗示かしら(笑)?

厳格な父のもと、ひたすらピアノに打ち込むヘルフゴット。類まれな才能を持つ彼に対し、父親は独善的で過剰な愛情と容赦のない厳しいしつけのもと英才教育を施す。父親の激しい反対にあいながら、勘当を言い渡す父親を置いてロンドンへと旅立ったヘルフゴットはそこで行われるコンクールで父が愛して病まなかったラフマニノフの「ピアノ協奏曲第3番」を演奏することを決意。特訓に特訓を重ね迎えたコンクール当日、完璧な演奏を披露したヘルフゴットは拍手喝さいの中倒れ、精神に異常をきたしてしまうというストーリー。主演のジェフリー・ラッシュはこの作品で第69回アカデミー賞で主演男優賞を受賞しています。

みどころはなんといっても2つのピアノ演奏シーン。ひとつは精神障害のきっかけとなったコンクルールでラフマニノフを弾くシーン。もうひとつはバーでピアノを演奏するシーン。コンクールのシーンは来る日も来る日もピアノに向かい、自分を駆り立て、追い込み、演奏に望んだヘルフゴットの凄まじい気迫が伝わってきます。それにひきかえバーでの演奏シーンはピアノを愛してやまない彼本来の姿、演奏に没頭する様子が印象的。その他にも雨の中をさまよい歩くシーンやトランポリンで無邪気に遊ぶシーンなどみどころは満載。精神を病んでしまったピアニストという難しい役どころにもかかわらずジェフリー・ラッシュが最高の演技を見せてくれています。

紆余曲折を経てやっとたどり着いた自由、手に入れた愛。ラストシーンのスタンディング・オベーションには感動せずにはいられませんでした。音楽好きの方にはモチロン、そうでない方も是非ジェフリー・ラッシュの最高の演技をご覧下さい。
*****作品データ*****
シャイン
SHINE(1995年/オーストラリア)
監督:スコット・ヒックス
出演:ジェフリー・ラッシュ、ノア・テイラー、アレックス・ラファロウィッツ
posted by クマ at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(1) | ★★★☆☆



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『Shine シャイン』
Excerpt: シャイン / ジェネオン エンタテインメント オーストラリアに実在するピアニスト、デヴィッド・ヘルフゴッドの半生を描いた作品で、主演のジェフリー・ラッシュが各主演賞を総なめした作品..
Weblog: *sweet days    movie review and so on~*
Tracked: 2005-11-24 16:44
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