2005/03/05

狂気と正気の境界線 『17歳のカルテ』

本日の映画:17歳のカルテ 
アスピリンを一瓶飲んで自殺を図り、精神科に入院することとなったスザンナ。病名は境界性人格障害。自分は病気ではないと主張するスザンナが病院で出会ったのは空想虚言症をもつリサ、神経性大食症のデイジーなど様々な病気を患った少女たち。そんななか、脱走していたリサが病院に連れ戻される。スザンナは反社会性人格障害を患うリサの強烈な主張に徐々に影響され始めるというストーリー。

原作に惚れ込んだウィノナ・ライダーが製作総指揮、そしてスザンナ役を演じています。リサ役にはアンジェリーナ・ジョリー。彼女はこの役でアカデミー賞助演女優賞を受賞しています。

見所はなんといっても主演女優賞を受賞したアンジェリーナ・ジョリーの演技。精神病を患った少女という役を怪演しています。終始何かを企んでいるかのごとくやにやと不気味に笑う姿はとても不気味。すごく下品で意地悪でわがままなんですがなぜかとても魅力的。世間の常識や他人への思いやりは一切なく、遠慮という言葉を知らない彼女ですが、何のしがらみもない自由奔放な雰囲気がきっとそう見えるんだと思います。だからこそ社会に適合できず、病院にいるわけですが。

この作品を見ていてすごく感じたのは、劇中の台詞にもあったように『どこからが正常でどこからが異常なのかは誰にもわからない』ということ。どこにでも転がっているような些細な出来事がきっかけで向こう側の世界へ紛れ込んでしまう、そんな危うさをひしひしと感じる作品でした。ついつい自分は大丈夫だろうか?と問いかけたくなってしまいます。
そうそう、この作品でもう一つ驚いた点はデイジー役でブリタニー・マーフィーが出演していたところ。ジャンキー役が多いのでこういった役はおてのものといったところなんでしょうが、その容姿がすごい!細くて小柄なイメージしか持ってなかったんですが、この作品では神経性大食症を患った役なのでめちゃ太ってます。その外見はかなりヤバイ。そんな彼女に役者魂を感じさせられました。

狂気と正気の狭間を揺れ動く少女たち。そんな少女たちの危うさを是非体感してみて下さい。公式サイトはコチラから。ウィノナ・ライダーやアンジェリーナ・ジョリーのインタビューも掲載されています。
posted by クマ at 16:37 | Comment(0) | TrackBack(1) | ★★★★★



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Excerpt: 17歳のカルテ 精神病院が舞台だが、ヘビーな精神病患者はあまりいない60年代の病院。 そこには、家庭の問題児が休暇気分で入るみたいな雰囲気がある。 ウィノナ・ライダー演じる主人公は自殺をはかっ..
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Tracked: 2005-12-30 20:52