2005/03/14

『ゴッドファーザー PartI、PartII、PartIII』

ゴッドファーザー PartI、PartII、PartIII』 ★★★☆☆

マフィア映画の原点。

週末の大半を費やしフランシス・フォード・コッポラが監督したゴッドファーザー3部作を全編通して鑑賞。PartIが175分、IIが200分、IIIが170分と一本一本が既に長めのこの3作を約9時間かけて鑑賞いたしました。正直目が痛いです(笑)

PartIについては数え切れないくらい観た記憶があるのですが、PartII、PartIIIを全編通してじっくり観たのは初めてのような気がします。かなり古い作品ではありますが、マフィアモノの最高傑作といわれるシリーズだけに一度観始めるとなかなか途中で止めるなんてことは出来ないくらい見入ってしまう、そんな作品でした。


作品第一作目Part1ではNYを舞台にマーロン・ブランド扮するゴッドファーザーとその家族を巻き込むマフィアの抗争劇、そして父の仇を討ち後に後を継ぐこととなるアル・パチーノ扮する息子マイケルに焦点が当ててあります。映画プロデューサー宅での血みどろのベッド。報復に継ぐ報復で次々に死んでいく人々。3部作の中で一番血なまぐさいのはこの第1作目だと今回改めて感じました。

さらにシチリアで出会い結婚したアポロニアが車ごと爆破されるのを目の当たりにしたあのシーン以降、マイケルが徐々にマフィアのドンとしての冷血無比な表情になっていくところは何度観ても恐ろしさを感じます。

この作品でコルレオーネファミリーはヴィトーからマイケルへと代替わりするわけですが、父であるヴィトーがどのようにしてゴッドファーザーと成ったのかが続くPartIIで描かれています。作品はドン・チッチオの怒りを買い、殺害されたヴィトーの父の葬儀シーンから始まり、ついで兄そして母もチッチオに殺害されます。たった一人生き残ったヴィトーは海を渡りアメリカに。そこでクレメンツァらに出会い、徐々にドン・コルレオーネ・ファミリーとして成功していきます。

一方NYからネバダへと移り父の亡き後、コルレオーネファミリーを見事建て直したマイケルの前には、またもや大きな苦難が立ちはだかります。兄フレドの裏切りにより窮地に立たされるマイケル。そして遂には妻ケイまでもが彼の元を離れていきます。若かりし日のヴィトー役にロバート・デ・ニーロ、ドン・マイケル・コルレオーネ役にはPartIに引き続きアル・パチーノ。

PartIIのみどころはなんといっても父ヴィトー・コルレオーネが人々の信頼を得ながら成功を手にしていくのに反して、息子マイケルは騙し騙され裏切りや蔑み、成功の代償として尊敬とはかけ離れた世界へと追いやられてゆくところ。必死にファミリーを支えれば支えるほど理想と現実のギャップに悩むマイケルの姿が印象的です。

そして続くPartIIIでマイケルは遂に闇社会との決別を決意します。年老いたマイケルは大司教と取引しバチカンの力を借りて合法会社経営へ進出を計画しますが、一人闇社会から脱出し表世界でも成功を成そうとするマイケルに非難が集中。そんな折、亡きソニーの息子ビンセントを右腕として雇ったことから内部抗争が激化、バチカンとの約束も思ったように進まず、マイケル自身も病魔に犯され、さらに一人娘のメアリーはビンセントと恋に落ちてしまいます。

マイケルはビンセントに対しメアリーと別れることを条件にドンの座を明け渡すことを誓います。そして新しくドンの座に着いたビンセントの元全ての抗争に終止符が打たれるのですが、思いもよらない悲劇がラストに待ち受けます。

なんといっても年老いてもなお、ドンとして君臨しつづけるマイケルと若き日のソニーを髣髴とさせる血気盛んなビンセントとの対比が印象的。そして必死にもがいても逃れられない闇世界の呪縛を呪うマイケルの姿は観ていてとても痛々しいです。

ビンセント役にはアンディ・ガルシア、メアリー役には監督F・F・コッポラの娘でもあるソフィア・コッポラ。ちなみに当初メアリー役はウィノナ・ライダーが演じる予定だったとか。ウィノナファンとしては彼女が演じるメアリーも見てみたかったですね。

PartIは第45回アカデミー賞作品賞、マーロン・ブランドが主演男優賞(受賞拒否)を受賞。PartIIは第47回アカデミー賞作品賞、ロバート・デ・ニーロが助演男優賞他全6部門で受賞。PartIIIは残念ながらアカデミー賞での受賞はありませんでしたが、ソフィア・コッポラが第11回ラジー賞でワースト助演女優賞を受賞しています(笑)

今回初めて3作品一度に通して鑑賞してみたわけですが、個人的にはやっぱりPartIが一番好きですね。あの息子の洗礼式という神聖な日にあえて多くの血を流すという強烈なラストシーンはマイケルが背負い続ける罪の重さ、そして後に続く闇世界との切っても切れない呪縛を象徴しているようなそんな気がしてなりません。公式サイトはコチラからどうぞ。

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posted by クマ at 22:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | ★★★☆☆



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