2005/03/16

不器用な男が恋したら… 『パンチドランク・ラブ』

本日の映画:パンチドランク・ラブ 
倉庫街の片隅で働く情緒不安定な男バリー。ある日倉庫の目の前の道路にハーモニウム(ピアノの様なオルガンの様な楽器)が置き去りにされ、その直後隣の自動車修理工場に車の修理を依頼しに一人の女性が現れる。ひと気のない修理工場の近くに唯一いたバリーに修理を依頼してくれるように頼み、車の鍵を預けたその女性。実は後におせっかい焼きの姉が彼に紹介しようとしていた女性リナだった。そしてバリーはリナに恋をしてしまうというストーリー。監督はマグノリアでおなじみのポール・トーマス・アンダーソン。さえない男バリー役にアダム・サンドラー、リナ役にはエミリー・ワトソン。アダム・サンドラーについては特に違和感なかったのですが、お相手のエミリー・ワトソンはレッドドラゴンでのリーバ役の印象が強くてなんやらチョット違和感がありました。が、鑑賞し終わってみればまさに適材適所といった感じです。

バリーがリナという女性に出会いはじめて恋をし、不器用ながらも一生懸命彼なりにその一途な思いを彼女へ思いを伝えるというそれだけのお話なのですが、このバリーという男のキャラクター設定が強烈で面白い。外見は気弱そうなのにいきなりキレたり(といってもちゃんと理由はありますが)かと思えば泣き出したりとその感情の起伏は極端極まりないです。

さらに思考回路もちょっとずれていて、食品会社のキャンペーンの隙をついて大量のマイルを稼ごうと店中のプリンを買い占めたり、話し相手を求めて怪しげなテレフォン・クラブに電話したり(しかもあることないことしゃべってるし!さらにそれが原因でトラブルに巻き込まれるという始末)とその行動はかなり突飛。せっかくリナと2人きりで食事に行ってもトイレで思いっきりキレてしまい、支配人につまみ出されるという始末。観ているこっちとしては『あーあー、またやっちゃってるよー…』とやや呆れ気味。でもそんなどうしようもないバリーなんだけれど、はじめて経験する恋愛に対して彼なりに一生懸命になっている姿はなぜか観ていて微笑ましく思えます。憎めないというかなんというか。いや、実際に私の相手だったらかな〜りイヤだと思うけどね。

結果として彼のこのキレやすい性格が一転して恋愛成就の鍵となったわけで、こんな展開も結構イイかもねというのが個人的な感想といったところです。
冒頭30分くらいはつかみ所のないゆる〜い展開が続くので『アラ?』と思うかもしれませんが、是非途中で止めたりせず最後まで観てみてください。

公式サイトはコチラから。全くといっていいほど情報の載っていないサイトですが、リロードするたびに変わる背景がなんともいえないサイトになってます。
posted by クマ at 16:37 | Comment(1) | TrackBack(1) | ★★★★☆



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この記事へのコメント
こんにちは!
バリーの憎めないところ、リナの母性本能をくすぐってしまったんでしょうかね〜?
普通はちょっとひいちゃいますよね〜
バリーもリナに惹かれた、後半からの展開がこの映画の良さでしたよね♪
Posted by satty at 2006年05月16日 12:25
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映画@パンチドランク・ラブ/PUNCH-DRUNK LOVE
Excerpt: バリー・イーガンはロサンゼルスの倉庫街で、 相棒のランスと、トイレの詰まりを取るための吸盤棒を ホテル向けに販売している 彼の今一番の関心事は、マイレージが貯まる食品会社のクーポンだ ある朝バリーは..
Weblog: sattyの癒しのトビラ
Tracked: 2006-05-16 12:15