2006/09/26

『姑獲鳥の夏』

姑獲鳥の夏』 ★★☆☆☆

姑獲鳥の夏 (2005年/日本)
監督:実相寺昭雄
原作:京極夏彦
出演:堤真一、永瀬正敏、阿部寛、宮迫博之
   原田知世、田中麗奈、清水美砂、篠原涼子
公式サイト:http://www.ubume.net/


昭和27年。巷には久遠寺医院に纏わる不気味な噂が飛び交っていた。事件を取材することになった関口は古書店主・京極堂の知恵を借り、私立探偵・榎木津や刑事・木場らを巻き込みながら事件の真相に迫っていくのだが…。

京極夏彦原作の同名小説を映画化した作品。つっても京極作品は一つも手にしたこと無いので全くのド素人です。ジャンルとしてはサスペンスに入るのかな?オカルトじみた事件の謎解きがメインになるのですが、そこに妖怪やらなんやらのエッセンスが追加されているって感じで。とはいえ期待していたほど奇妙な展開になるわけでもなく、オチの部分に爽快感があるわけでもなし、なんだか中途半端な作品だったなぁというのが正直なところ。何処をどう楽しんだらいいのか良くわからなかったって感じかしら。

123分とチョイ長めの作品なんですが、全体的にダラーッと間延びしたような印象を受けました。メリハリが少なく終始のろのろとストーリーが進んでいくので、うっかり話しの流れを見失ってしまいがち。そもそも登場人物の相関関係がわかりづらいので「???」となる部分も結構ありましたね。原作読んでから観ろってことなんでしょうか?と思ったら、原作ファンにも評判悪いみたいでさらにビックリ(笑)。

とはいえ、作品自体のもつ雰囲気は結構好きなほうかも。くねくねとした坂道や、久遠寺宅など緻密に作りこまれた映像はかなり印象的だし、遊び心のあるカメラワークなんかも結構面白かったです。特に京極堂の家の間取りや調度品、家財道具などはとても雰囲気があって観ていて楽しかったですね。壁一面に本棚が作りつけてあるところとか、広い縁側と手入れの行き届いた和室。ぶっちゃけかなり私の理想に近い家でしたね。ああいう家に住んでみたいわ〜。

あと、出演者の中では原田知世が良かったかな。なんつってもあの現実感が無くてふわふわと漂っているような感じがたまらないです。なんかこういう役似合いますね、彼女。こういう世間ズレしたような役、もっとやってほしいな。

>>はみ出しレビュー
京極作品といえば、過去に一度彼の小説を映画した作品『嗤う伊右衛門』を見てましたね。こちらは結構面白かった記憶がありますので、よろしければ一緒にどうぞ。監督はあの蜷川幸雄です。

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posted by クマ at 15:56 | Comment(0) | TrackBack(1) | ★★☆☆☆



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「姑獲鳥の夏」 伝わってくる現実への不安定感
Excerpt: あまり評判は宜しくないようですが、実相寺昭雄監督の「姑獲鳥の夏」は京極夏彦作品の
Weblog: はらやんの映画徒然草
Tracked: 2009-01-07 20:06