2005/03/17

真実はどこに? 『JFK』

本日の映画:JFK 
20世紀最大の悲劇1963年11月22日に起こったケネディ大統領暗殺事件を、同事件で唯一告発を行った地方検事ジム・ギャリソンの目線で綴った作品。監督はオリバー・ストーン。地方検事ジム・ギャリソン役にケビン・コスナー、彼に告発されるクレイ・ショー役にトミー・リー・ジョーンズ。他にもゲイリー・オールドマンやドナルド・サザーランド、ケヴィン・ベーコン等豪華キャスティング。
3時間を超える長い作品なのですが、みどころはなんと言ってもその映像とラストの法廷シーン。映像に関しては、当時の映像と当時の映像に限りなく似せて作られた映像とが見事にあいまって、まるで本物の映像を見ているかのような錯覚に陥ります。リアル、そしてショッキング。鑑賞後もどこからどこまでが真実なのかと問われると自信を持って断言できない、そんな感じ。その圧倒的な迫力ある映像ににすっかり魅せられてしまった、とでもいいましょうか。前半部分はJFK暗殺という事実がドキュメンタリータッチに描かれています。淡々と事実が語られていくという単調な展開はやや退屈に思うところもあるかもしれません。さらにこの次点ではギャリソン検事も警察やシークレットサービス、FBIなどのずさんな対応については疑問を持ってはいますが後に自身が立たされるであろう厳しい立場とは程遠い場所にいます。
そんな単調な展開も謎の人物と接触、ひた隠しにされていた内部情報を聞いたことをきっかけに劇的に変化し、そしてこの作品最大の見せ場である法廷シーンへと作品は進んで行きます。
検事局側が申請した証人はことごとく却下、弁護側の異議申し立てはそのほとんどが認められ、どうみても検事局側に不利な状況です。そんななか、ギャリソン検事はJFK暗殺時に狙撃者が3人いたという事実を立証すべくその不自然な弾道を説明し始めます。さらに当時非公開だった暗殺の瞬間を捉えたテープを繰り返し流しながら説明を続け、陪審員へ訴えかけるシーンはとても印象的です。さらに印象的なのが、ギャリソン検事の長い長い最終弁論シーン。この作品のクライマックスです。その熱弁には思わず引き込まれずにはいられません。結果としてクレイ・ショーは無罪になってしまうのですが、そんな事実よりもこの最終弁論こそがこの作品の全てだと私は思います。
映画作品としてはとても意味ある一作ではありますが、JFK暗殺という歴史的事件の真相はいまだに解明されてはいません。是非2029年に自分の目で真相を確認したいですね。
posted by クマ at 17:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | ★★★★☆



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