2005/01/28

胸にずしりとくる作品 『デッドマン・ウォーキング』

本日の映画:デッドマン・ウォーキング 
死刑執行を目前に控えた死刑囚マシューと彼の精神アドバイザーとして最後まで付き添い、なんとか彼に救いを与えようとする尼僧ヘレンの心の交流を描いた作品。死刑制度の賛否は勿論のこと、被害者家族の悲しみ・怒り、加害者の人権といった難しい内容を被害者側でもなく、かといって加害者側でもない中立的な立場から語られているところがなかなか興味深い作品。
ヘレン役にスーザン・サランドン、マシュー役にショーン・ペン。スーザン・サランドンはこの映画で第68回アカデミー賞主演女優賞を受賞しています。

前途ある2人の若者を暴行した上殺害した罪で逮捕されたマシュー。・じ事件で逮捕された共犯者は無期懲役で済んだにもかかわらず、マシューは死刑を宣告されます。刑務所に収監されたマシューから届いた手紙がきっかけでヘレンはマシューに会いに刑務所を訪れ、徐々に信頼関係を築いていくといったストーリー。

作品序盤では強がりを見せているマシューですが刻一刻と否応ナシに近づいてくる死刑執行のその瞬間に怯え、徐々にヘレンに心を開き救いを求め始めます。そして執行直前、かたくなに語ろうとしなかった事件の一部始終を語り始めます。明らかになる真実、それにつづく後悔の言葉。最後の望みだった上訴審も却下され、ついに死刑執行されることとなります。ガラス越しに対面する被害者の家族に対しマシューは死刑台の上から謝罪の言葉を口にします。

確かに殺人は許されることではないけれど、法の下公の事実として人を殺すことははたして正しいことなのか?犯人を殺すことで被害者は本当に救われるのか?そんな疑問を持たずにはいられない作品でした。死刑制度に賛成の方も反対の方も是非一度この作品をご覧頂きたいと思います。
*****作品データ*****
DEAD MAN WALKING(1995年/アメリカ)
監督:ティム・ロビンス
出演:スーザン・サランドン、ショーン・ペン、ロバート・プロスキー
posted by クマ at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | ★★★★★



前後の記事へリンク
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのTrackBack URL
http://blog.seesaa.jp/tb/2491356
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。