2012/02/13

『キャタピラー』

キャタピラー」 ★★☆☆☆
CATERPILLAR (2010年/日本)
監督:若松孝二
出演:寺島しのぶ、大西信満、吉澤健、粕谷佳五、増田恵美

顔面にやけどを負い、聴力と四肢を失い戦地から戻ってきた夫。軍神として祀り上げられる夫と介抱し続ける妻の姿を描いた作品。2010年のベルリン国際映画祭で主演の寺島しのぶが最優秀女優賞に輝いたことでも有名な作品です。

夫が四肢を失った状態で戻ってくるという衝撃の内容。その姿を目の当たりにし、思わず家を飛び出す妻。はたして妻はこの状態にどう折り合いをつけるのか、実はそこが一番気になってたんですが、そのきっかけが「おしっこ」だったってところに感心させられた。日常のありふれた行動の一つをきっかけとすることで、悲嘆している暇もなく日常生活へと引きずり戻される。妻も観客も「こんな風に生活していくことになるんだな」とすんなり受け入れることができたと思う。

食欲・性欲といった生存本能がむき出しに描かれている部分も、その後立場が逆転していく部分もさほど違和感なく観続けられたのは、たぶん寺島しのぶの演技力によるところが大きいんじゃないかな。憐憫や嫌悪、蔑みといった妻の心情が実を見事に表現していたと思う。銀熊賞も納得。

かなりヘビーな内容にも関わらず、観賞後の後味はさほど悪くなかったのが不思議といえば不思議ですが、さすがにもう一度観る気にはなれませんね。観賞は一度で十分です。

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posted by クマ at 14:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | ★★☆☆☆



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