2006/10/17

『スクラップ・ヘブン』

日々のデスクワークにウンザリしていた警察官の粕谷シンゴ。ある日彼は偶然乗り合わせたバスがバスジャックに乗っ取られるという事件に遭遇する。しかしすっかり怖気づいてしまった彼は人を助けるどころかその場から一歩も動けずにいた。事件解決後もそんな自分の不甲斐なさに落ち込む粕谷。それから3ヶ月、偶然バスジャック事件で同じバスに居合わせた若い男テツと再会するのだが…。

本日の作品は『スクラップ・ヘブン』。出演作が多いわりにはなぜか印象の薄い加瀬亮とかつての浅野忠信ばりに映画に出演しまくっているオダギリジョー、そしてどう考えても国内よりも海外で活動した方が良いのでは?と思ってしまう栗山千明の3人が共演する青春ドラマ。ひょんなきっかけで知り合った男二人が復讐代行業を始めるっていう話なのですが、正直言ってなんだか薄っぺらくて非常に中途半端な印象の作品でした。映像は悪くなかったんですけどねー。

この作品のなにがダメだって、二人の行動の先にあるものがイマイチ見えてこないところがダメ。ああいう行動をすることによって何をどう変えたいのか、そこんところをもっとじっくりと見せて欲しいわけですよ。彼らをああいった行動に走らせる原動力となるものが見えてこないだけに評価のしようがないって感じです。まぁ劇中柄本明が加瀬亮をボコボコにしながら意味深なことを口走っていたので、もしかしたら確信犯的にわざとぼかした演出にしているのかもしれませんけど。

とはいえ、旬の若手俳優が三人そろって共演しているので映像的にはそこそこ楽しめます。アップダウンを繰り返す加瀬亮のテンションやオダギリジョーの数々の奇行、栗山千明の眼力などかなり見応えありましたし。特にオダギリージョーのあぶない雰囲気は私好み。とはいえかれの場合、他の作品でもこういうあぶないお兄さんを何度も演じているので、別にこの作品じゃなくても…とも思いますが(笑)。

全体的には若さゆえの苦悩っていうより単なる勘違い野郎の憂さ晴らしっていう感じになっちゃってますが、彼らの言う「想像力が足りない」というキーワードには一理あるような気もします。
*****作品データ*****
スクラップ・ヘブン(2005年/日本)
監督:李相日
出演:加瀬亮、オダギリジョー、栗山千明、柄本明
公式サイト:http://scrapheaven.jp/
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posted by クマ at 16:49 | Comment(0) | TrackBack(2) | ★★☆☆☆



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