2005/03/25

武士道。そして死の哲学。 『ラスト サムライ』

本日の映画:ラスト サムライ 
明治維新直後の日本。国策として近代化を進めるなか、邪魔な存在であった侍たちの根絶をもくろみ、アメリカより南北戦争の英雄オールグレン大尉を招き軍事力の強化を図る。そんな中起こった列車襲撃事件を機に政府は侍に戦いを挑むが、戦うには時期尚早すぎた政府軍は惨敗、オールグレン大尉は勝元率いる侍達に取り押さえられてしまい、彼らの村へと連行される。彼がそこで観たものとは…。オルグレン大尉役にはトム・クルーズ。勝元役には渡辺謙。第76回アカデミー賞で渡辺謙が助演男優賞にノミネートされたことですっかり有名になった作品です。
作品に対しては公開当時から賛否両論多々ありますが、私個人の意見としては“アリ”ですね。時代背景や武士道云々に関する厳しいご指摘も多いようではありますが、日本人には到底作れない作品を作ったんだからそれだけでも賞賛に値すると思っております。そもそも私自身歴史にあまり詳しくない方なので、まったく違和感を感じることなく純粋に『ハリウッド映画』として楽しめたというのが正直なところかもしれません。思い入れが多い方には我慢ならない作品かもしれませんね。公開当時鑑賞したときは、前評判も高くかなり期待して劇場に足を運んだ記憶があります。その時とは違って今回はいくらか冷静に作品を見ることが出来たのですが、やっぱり脇を固める日本人俳優の演技がすばらしいですね。勝元役の渡辺謙はモチロンですが、個人的には氏尾役の真田広之の演技が気に入ってます。ほとんど台詞らしい台詞はないのですが、その圧倒的な存在感はさすが!といった感じ。やっぱり日本人たるものペラペラしゃべっちゃイカンのです。
小雪扮するたかとオルグレン大尉との微妙な距離感もハリウッドらしくなくてとても好感が持てます。全てにおいて控えめな感じなんですが、それでいて強さを感じるその雰囲気がすばらしい。個人的には外国の方にこれだけ繊細な日本人の姿が撮れるってことの方が意外だったりします。それくらい違和感のないシーンでしたね。
ちなみに、この作品を観てから案の定武士道に興味を持ちまして、友人に進められ『葉隠入門(三島 由紀夫 著)』という本を読んでみました。この作品にも出てくる武士独特の“死の哲学”について解りやすく説明してあります。作品を気に入った方はあわせて読んでみてはいかがでしょうか。
公式サイトはコチラから。作品より公式サイトのほうが違和感を感じるのは私だけかしら。ハリウッド映画に出てくる勘違いニッポンってな感じ。なぜだ???
posted by クマ at 16:44 | Comment(0) | TrackBack(1) | ★★★★☆



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「ラストサムライ」 努力賞かな
Excerpt: この映画の最大の欠点は観なくてもストーリーがほぼわかっちゃうというところでしょ
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Tracked: 2005-03-25 17:54