2007/01/09

A.I.

近未来。人間とロボットが共存する世界で新たに人工知能をもつ少年型ロボットのデヴィッドが作り出される。不治の病に侵された息子をもつ夫妻に引き取られたデヴィッドは母の愛に包まれ幸せに暮らすが、息子が奇跡的に蘇生したことから状況は一変し…。

本日の作品は『A.I.』。公開当時は故スターンリー・キューブリックの企画をスティーヴン・スピルバーグ監督が映画化するってことでかなりマスコミに取り上げられた大ヒットSF作品。当時絶大な人気を誇っていた天才子役ハーレイ・ジョエル・オスメント君が主演だったってことでも話題に上った記憶があります。あれから早5年、タイトルから受ける印象は「あぁそんな作品もあったわねぇ」といったイマサラ感溢れるものになってしまいましたが、久しぶりに鑑賞してみた感想としては「そう悪くはないな」というのが正直なところ。むしろ時間が経った今だからこそ、周囲の雑音も変な先入観なく客観的な視点で作品が楽しめたかなって感じといったら解りやすいかしら。ただやっぱり146分は長すぎるかなぁ(笑)。

この作品のみどころはなんといってもハーレイ・ジョエル・オスメントの卓越した演技力だと思うのですが、個人的には彼お得意の「お涙チョウダイうるうる凝視」がちょっと苦手なんで、それ以外の点でこれは!と思ったところをつらつらと書いてみようかと思います。天邪鬼でスミマセン(笑)。

まずなんといってもジュード・ロウが良かったですね。あの艶っぽいジゴロロボットというキャラクターと彼自身のキャラがマッチしててかなりいい味出してたんじゃないでしょうか。あと、ちょっと頭悪いところなんかもまた良いですね。何でも女に結びつけて考えるところとかね。最近ではラブロマからサスペンスまで引っ張りダコのジュード・ロウですが、出演本数がやけに多いのは離婚の際の慰謝料を払うためなんだとか。あれだけ本数こなしててもかなりの貧乏さんらしいですよ。ま、作品とは関係ないですけど。

あとはやっぱりクマのぬいぐるみかなぁ。この作品自体、あのクマの存在に凄く救われてる部分があると思う。戻ってきた実の息子がデヴィッドと自分のどちらを取るかクマを問い詰めるシーンや置き去りにされたデヴィッドと行動を共にするシーンなんかはやけに印象に残ってますね。

公開当時は私も他の人同様あの結末に多少不満を抱いていたんですけど、今改めて見返して見ると、これはこれでアリだよなって思います。なんかすっごく切ない終わり方で見た後絶対に明るい気分にはなれないけど、むしろそこがいいんじゃないかな。時間に余裕のある方は今一度ご覧になってみてはいかがでしょうか?
*****作品データ*****
A.I. - ARTIFICIAL INTELLIGENCE:AI(2001年/アメリカ)
監督:スティーヴン・スピルバーグ
原作:ブライアン・オールディス
原案:スタンリー・キューブリック
出演:ハーレイ・ジョエル・オスメント、フランシス・オコナー、ジュード・ロウ、サム・ロバーズ、ブレンダン・グリーソン
  →この作品をAMAZONで確認

posted by クマ at 17:42 | Comment(4) | TrackBack(0) | ★★★☆☆



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この記事へのコメント
こんばんは☆

オスメントくんは、とっても上手ね…
わたし、泣いちゃったわよ(+◇+)
なんだか、人間って勝手よね‥いらなくなったら、ポイだなんて(ロボット派の私はムッときたわ!)

ジュード・ロウは色気がある俳優さんよね☆(スターリングラード良かった!)
慰謝料の為に出演するなんて…これこそ泣けるわん(号泣)

突然ですが---
クマさん、申し訳ありませんが…
「バトン」を持ってまいりました。
もし、よろしければ、お願いします("")
(内容は私のブログで書いております…汗)
Posted by プチローズ at 2007年01月09日 22:44
プチローズさん こんにちは。
オスメントくん、確かに上手ですよね。
私も苦手な割にはうっかり泣いてしまいましたよ。
母子愛やロボットVS人間の構図などなど
なんか色々と考えさせる作品だったなぁって思いますね。

それと「バトン」ありがとうございます。
少し時間がかかるかもしれませんが是非記事としてUPさせていただきますね。
Posted by クマ at 2007年01月11日 16:32
いつも読み逃げさせていただいてますm(_ _)m

私は初めて観た時から、このエンディングが好きで、たった一時でも自分の願いが叶ったということに救いを見いだしていたのですが、当時は、誰からも「うそぉ、あれがいい映画?」って言われて、ちょっとショックでした。

久しぶりに、また観てみたいなと思いつつ、後回しになってるのですが、やはり観直してみたいものです。
Posted by Aki at 2007年01月31日 14:18
Aki さん
公開当時は私もこの作品に対してあまり好意的な方ではなかったかも。
でも、ハッピーエンドともバッドエンドとも判断しがたいあのラストはキライじゃなかった。
改めて見直して見て思うのは、自分がいかにメディアに感化されやすいかってことですね。
変な先入観を持ってると傑作を危うく見過ごしたりとろくなことにならないですからね(笑)
Posted by クマ at 2007年02月13日 16:12
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