2013/01/28

『ミディアム 〜霊能捜査官アリソン・デュボア〜 ファイナル・シーズン』

ミディアム 〜霊能捜査官アリソン・デュボア〜 ファイナル・シーズン」 ★★★★☆
MEDIUM(2010〜2011年/アメリカ)
出演:パトリシア・アークエット、ミゲル・サンドヴァル
   デヴィッド・キュービット、ジェイク・ウェバー
WOWOW公式サイト:http://www.wowow.co.jp/drama/medium/

アメリカに実在し、現役で活躍している霊能者アリソン・デュボアの日常を描いたTVドラマシリーズの第7シーズン。長年続いてきたこのシリーズも今シーズンでファイナルです。ファーストシーズンからのファンとしては寂し限り。最終話のエンディングロールでは、主要人物を演じてきた俳優さんたちが素の姿でそれぞれにお別れを告げる様子が紹介されたり、過去シーズンの初々しい映像が流れたりなんかして、やっぱりシリーズ終了なのね、としんみりしてしまいました。

例によってこの先ネタバレとなりますので、ネタバレ勘弁の方は本編をご覧になってからどうそ。

◆他シーズンの感想はこちらから
  「ミディアム 〜霊能捜査官アリソン・デュボア シーズン1」 ★★★★★
  「ミディアム 〜霊能捜査官アリソン・デュボア シーズン4」 ★★★★★
  「ミディアム 〜霊能捜査官アリソン・デュボア シーズン5」 ★★★★☆

※この先ネタばれあり ご注意ください※

今シーズンで一番印象に残っているのは、なんといってもアリエルの自立エピソード。最終話エンディングロールにも昔のアリエルの姿が出てくるのですが、ホントに大きくなったなぁって思います。頭も良く容姿も淡麗で、妹たちの世話を一手に引き受けていたアリエルも大学進学と同時に家を出ることに。その時の様子が描かれた第四話はとても印象的でした。

他にも、スキャンロン刑事とその兄とのエピソード(これは前シーズンからの引き続き)やジョーの母との別離、知事選出馬に伴うデヴァロス検事と妻とのエピソードなどなど、他シーズンに比べ、デュボア家以外の家族に焦点を当てたエピソードが多かったシリーズでもありました。

そして毎回このシリーズを見て思うのは、ジョーの存在の大きさ。第11話ではアリソンが突然周りの言葉を全く理解できなくなってしまうのですが、その際ジョーがちらりと今まで見せたことがないような表情と言動をします。非凡な人間と一緒に生活するということがどれだけの忍耐力と寛容さを必要とするかということが伝わってくる、そんなエピソードだと思います。彼がいるからアリソンはこうして自分の能力を活かすことができるんだよな、と改めて思った次第。

そんなアリソンにはなくてはならないジョーの存在ですが、最終話ではなんと飛行機事故で帰らぬ人に。シリーズファイナルということもあり、最終話の詳しい内容については是非実際に観て確かめてほしいので、あえて割愛。ちなみに今シーズン13話目が最終話となるのですが、直前の12話目まで最終話につながる伏線らしい伏線もないままで、いつも通り夢見て事件を解決してーという内容が続いていきます。で、13話目でいきなり「えー?あー?終わっちゃったー!」てな展開になるんだからそりゃ驚きますって。あ、いや、確かに番組表では[終]マークもついてたし、ファイナルってタイトルにもあるから最終話なのは当然なんですけどね。それにしても、もうちょっとソフトランディングできなかったのかなーとなんだか気になりまして、気になりついでにwikiを覗いてみたところ、視聴率低迷のため23話から13話へ短縮したものの、その2か月後にシリーズ終了が決定してしまったようで、結果このとってつけたような最終話となった模様。念のため断っておきますが、前話とのつながりに違和感を感じただけで、ストーリー的には納得のいく最終話でしたよ。この手の非現実的な日常を描いた作品って終わり方がとっても難しいと思うのですが(それが日常だから、それ以上変化しようがないしね)、今回の終わり方はアリソンの能力を上手く使った素敵な演出だったと思います。ちなみに、最終話は完全なフィクションだそうです(これもあたりまえか)。なので、これからご覧になる方は、13話目は最後まで見てくれた人用の特典映像みたいな感じでご覧になることをお勧めします。

最後にシリーズ全体について少し。主人公の持つ死者と交信できるという非凡な能力を用いて事件を解決していくという内容は、独創的で非常に面白かったです。夢に見る映像は、事件そのままの様子を追体験のごとく見る場合もあれば、目に見えるものとは異なる別の何かを暗示している場合もあって、その謎解きが毎回バラエティに富んでいたからこそ飽きることなく見続けることができたのだと思います。また取り上げる事件は陰惨なものも多く、エグい映像も多かったのですが、時には事件を未然に防ぐことができたり、最悪の結果を回避させ被害者の命を救ったりと、バッドエンドにならずに済むエピソードがあるところもこの作品の魅力の一つだと思います(「CSI」シリーズなどに代表される事件解決系の作品では、事件を解明し犯人を捕まえる、ということが目的であって、事件自体を回避することは不可能に近いですから)。

しかしながら7年もの間、詳細は違えど、「夢の内容から推測・先回りし事件を解決する」という同じパターンを繰り返し見ていると、いくら趣向を凝らしているとはえ多少のマンネリ化は避けられないというのが正直なところ。能力を引き継いだアリエル、ブリジッド、マリーら娘たちのエピソード等、なかなか面白い演出も中にはあったものの、どうやっても「夢」という枠を超えることはできないわけで、それが続けばやっぱり飽きがでてくるのは仕方ないことなのかもしれないです。

長年見続けたドラマシリーズが終了してしまうのは非常にさびしい限りですが、ずるずると長引かせてグダグダになっていくよりは、今回のように潔く終了を決断するっていうのも大事だな、と改めて考えさせられました。


第1話 アリソンvs.ブリジット
第2話 運命のマーク
第3話 弟の結末 Part1
第4話 弟の結末 Part2
第5話 手は語る
第6話 そのときあなたは
第7話 通わぬ言葉
第8話 煙の向こうの真実
第9話 隣人の素顔
第10話 別れのことば
第11話 人生を成功させる方法
第12話 夫婦の絆
第13話 いつかまた会う日まで


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posted by クマ at 15:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | 海外ドラマ



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